memory24 ページ27
倒れている演技をするはるかとみちるを目の前に座り込み少し泣きながら2人の名前を呼ぶ私
何をしているんだろうか。
遡ること数分前＿＿＿＿。
「さっき飛ばされてたのまことちゃん見てたかしら？｣
『多分見てたわ。心配しているかもね』
「ならさっきの場所に戻った方がいいな。こっちに来るかもしれないし」
はるかとみちるが飛ばされた場所に来たはいいものの
『どうするの？このまま待つの？』
「どうするの？はるかさん」
「僕に言われてもなあ、いっその事倒れたままにしておくか」
「そうしましょう」
倒れている所なんて見たらまことちゃん泣き出すわよ
「はるかさーん、みちるさーん」
『私は何をすればいいのかしら』
小声で2人に話しかけるもなりきっているのか応えてくれない
2人を起こすふりでもするのが良いのかしらね。
思い立ったが吉日。実践してみた結果があれになった。
今にも笑い出しそうだし2人とも少し笑ってるし
「はるかさん！みちるさん！」
うさぎちゃんの声がした途端に真顔になる2人がおかしかった
『みちる、はるか』
「A、？」
先にみちるが起き上がり目が合うと大丈夫よ、と言いながら私の頭を撫でた
「はるかさんっ！！」
「まこちゃん、、あの化け物は？」
「セーラー戦士が来てやっつけてくれたんですって」
「ごめんなさい。私と居たばっかりに、」
『貴方が気に病むことなんて無いわ。2人とも大丈夫そうだし。貴方こそ平気なの？』
「はい！私は全然」
まことちゃんがそう笑ってくれた時、胸が痛かった
『なら良かったわ。さ、帰りましょ』
立ち上がりふたりと並んで歩き出す
「あぁ、じゃあな子猫ちゃん達」
ウィンクをしたおかげで後ろからは小さな悲鳴が聞こえてきた
隣でみちるは肩を竦めて苦笑していたけど少し眉が上がってたから妬いてるんだろう
『はるか、みちるは私が貰ったから。行こうみちる』
みちるの手を引いて走り出す
「待てよA！みちる！」
『嫌よ。何処かの誰かさんは子猫ちゃんに夢中のようだから貴方のお姫様は私が頂くわ！』
「あら嬉しいわ。このまま貰われてもいいかも」
「おいみちるっ！」
焦ったはるかが私達を追うように走ってくる
「このままじゃ捕まってしまうわよ怪盗さん？」
『とにかく！走るわよ！』
結局はるかに捕まり私は大人しくみちるを渡した。
本当は私も妬いていたなんて貴方には絶対に言ってあげないから。
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姫野(プロフ) - ありがとうございます💞💞これから沢山更新する予定するのでこれからもこの作品を宜しくお願いいたします！ (7月7日 21時) (
レス) id: 412b5526d4 (このIDを非表示/違反報告)
a.p.m. - 続きがみたいです！ (7月6日 5時) (レス) id: 1749039543 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月姫 | 作成日時：2023年3月9日 18時
