memory22 ページ25
隣のまことちゃんから緊張が伝わってくる
本当にピュアで恋する女の込みたい。
「僕の隣にいるのはみちるって言うんだ。そして君の隣にいるのはA。二人とも同級生なんだ」
「前に一度会ってるわよね」
「あ、あのぉ、ところではるかさんたちはおいくつなんですか？」
『高校一年よ』
「高1！なのに車の運転なんてしていいんですか？」
この子、痛いとこつくわね
『どうなんですかはるかさん？』
「ふふっいいんですか？」
「それは、えーっと海外でライセンスを取ったんだ」
斜め上を見ながら嘘をつくはるか。分かり易すぎるわよ
『そうみたいよ』
「へ、へえ」
「薔薇のピアス素敵だね君によく似合ってるよ」
「い、いやそんなことは」
「うわぁAさんのその髪の毛につけてるヘアピン綺麗ですね」
『あ、これ？綺麗でしょう私の宝物なの』
髪から外してまことちゃんに渡す
「これ、ダイヤが埋め込まれているんですね！凄い綺麗、、」
太めのピンは黒いレザーの生地にダイヤが何個も埋め込まれていて、さらに私の名前まで入っている
太陽の光に当たるときらきら光ってとても綺麗なヘアピン。
「これ誰かからの贈り物なんですか？」
『これは、そうね。とても大切な人たちからの初めての贈り物なのよ』
前にいる二人を見るとみちると目があい彼女が嬉しそうに微笑む。
これは、私がみちるとはるかから初めてもらった誕生日プレゼント。
だから毎日肌身離さず付けている私の大切な大切な物。
「Aさんの大切な人もきっと素敵なんだろうな」
まことちゃん、と呼び彼女にしか聞こえない声で囁く。
それを聞いた彼女は何処か納得したようで私に微笑んだ
「もう着くぞ」
広場から見えるのは夕陽に照らされた綺麗な海。
『綺麗、、』思わず声が漏れる
「そうね、とても綺麗だわ。」
そういう彼女も夕陽に照らされて海にも負けないくらい綺麗で、少し儚げで。
『みちるも綺麗。写真、撮ってもいい？いつでも見れるように』
「ふふじゃあ私もAの写真撮ろうかしらね」
『じゃあまた三人で写真撮ろうよ。最近撮ってなかったし』
「いいんじゃないか、な、みちる」
「ええ良くってよ」
またアルバムに写真が増える。
その些細なことが私にはとても嬉しい
『約束よ？』
「そう言えばさっき彼女になんて言ったんだ？」
『それは内緒』
――――――――『私の大切な人っていうのは前にいる二人の事よ』
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姫野(プロフ) - ありがとうございます💞💞これから沢山更新する予定するのでこれからもこの作品を宜しくお願いいたします！ (7月7日 21時) (
レス) id: 412b5526d4 (このIDを非表示/違反報告)
a.p.m. - 続きがみたいです！ (7月6日 5時) (レス) id: 1749039543 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月姫 | 作成日時：2023年3月9日 18時
