memory10 ページ12
『はぁ、、、』
ため息をつきながら歩く
思ったより学校出るの遅くなって一人で公園を歩いていたら前を歩く人に見覚えがあった
あれは
『うさぎちゃん』
「、、、Aさん！今日はみちるさんたちと一緒じゃないんですか？」
なんだろう今日のうさぎちゃんなんか元気ない
『今日は学校に用事があって先に帰ってもらったの。でも多分この公園にいる気がする、私についてきて』
「え？あ、はい！」
さっきから聞こえているこのバイオリンの音色はきっとみちるで間違いないだろう
音の聞こえるほうに行くとみちるがステージの上でバイオリンを弾いていた
振り返るとうさぎちゃんと目が合う
『浮かない顔してたから』
「え？」
『この音聞くと癒されるの、悩みなんて一瞬でどこか行ってしまうくらい。綺麗な音でしょ？』
私はみちるの方へ歩いていく
いつ聞いてもみちるのバイオリンはやっぱり綺麗
はるかの後ろに行くと何故かレモンを持っていておかしく思えて少し笑いながら声をかけた
『お待たせ。少し長引いてしまって』
「あぁ大丈夫」
はるかが少し機嫌が悪いことに気づいて少しそっとしておくことにした
「後ろにいるのはお団子頭じゃないかこんな所でどうしたんだ」
「はるかさん！Aさんがここまで連れて来てくれたんです」
「へえAが」
『浮かない顔してたから』
「これよ！これがプリンセス、じゃなかった理想の女性の姿よ！」
急に大声出すからびっくりして思わず笑ってしまう
『ふふ凄いよね、みちるは私の憧れでもあるの』
「Aさんも憧れとかあるんですね」
『もちろん。私だってまだまだ未熟者だもの』
なんて話してたらはるかのバイクのエンジン音が聞こえた
『はるか、どこか用事でもあるの？』
「気分転換に一走りしてくるよ、じゃあなお団子頭」
「行っちゃった、」
「走ったってなにも変わらないのに、困った人ね」
『はるかは機嫌がよくないときは大体バイクで走りに行くの』
「はるかさん機嫌よくなかったんですか？」
『そうみたいだね』
多分みちるがどうして機嫌が悪かったのか話さないってことはうさぎちゃんの前で話せないようなことなんだろう。
それは後で聞くとして、
『それより何処かに移動しないかしら？』
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姫野(プロフ) - ありがとうございます💞💞これから沢山更新する予定するのでこれからもこの作品を宜しくお願いいたします！ (7月7日 21時) (
レス) id: 412b5526d4 (このIDを非表示/違反報告)
a.p.m. - 続きがみたいです！ (7月6日 5時) (レス) id: 1749039543 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月姫 | 作成日時：2023年3月9日 18時
