memory01 ページ2
「なにを考えていたの？」
目の前で紅茶を飲む彼女がそう私に聞く
「頬が緩んでいたわよ」と彼女は微笑みながら言う
『私とみちるが初めて出会った時のことを思い出していたの。あの時のみちるの笑顔綺麗だったなって』
「あらAったら、ふふっ」
彼女の名前は海王みちる。彼女もセーラー戦士で私と同じ使命を持っている者。
そして外部太陽系戦士として私と共に戦ってくれていた人。
『あの時はまさかみちると前世でも繋がっていたなんて思ってもなかったわ。
まだ覚醒していなかったし、まさか私もセーラー戦士だったなんてね。』
そう、私はセーラー戦士。
太陽を守護に持つセーラーヘリオス。
前世での私の役目は太陽の王国ソーラーミレニアムで太陽系全体を守ること。
そして太陽系の惑星と月を結ぶこと。
月から太陽までの距離はとてもあったから私は中々月にいるセレニティー達に出会えなかった
けれど遠くからいつも見守っていた
いつだって宇宙はとても綺麗で幻想的で＿＿＿＿＿＿
あの日までは。
あの日地球と月が滅んだ日、私も彼女たちも月で戦っていた。
セレニティーがいなくなってから私達の勢力も弱くなっていった。
だけど敵は滅んだ。
私には何か大きな力があった。
でもそれが何だったか思い出せない
私が死ぬ直前、次々に冷たくなる私の大事な惑星の戦士たちを目の前のにして私は心の底から願った。
『どうかもう一度彼女たちと共にいられるように』と。
私の守護星は起源と誕生の星 太陽
私なら新しい生命を宿すことは出来るだろうか
神様が最後に私に味方をしてくれるのであればこの願いを叶えてほしい
そんなことを考えながら最期に見たのは戦士たちが幸せそうに笑うそんな夢。
そこからもう前世の記憶はない
私は転生した。
戦士の十字架を背負って。
逃れられない使命と共に生きてきた。
戦士でよかったと思うこともある。
前世でセーラーネプチューンだったみちるに出会えているから
仲間さえ居てくれればきっとどんな事も耐えていける。
だからもう仲間を失うなんてことしない。
今度こそ彼女たちは私が守ってみせる。
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姫野(プロフ) - ありがとうございます💞💞これから沢山更新する予定するのでこれからもこの作品を宜しくお願いいたします！ (7月7日 21時) (
レス) id: 412b5526d4 (このIDを非表示/違反報告)
a.p.m. - 続きがみたいです！ (7月6日 5時) (レス) id: 1749039543 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月姫 | 作成日時：2023年3月9日 18時
