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ーA sideー
大「ん、こんにちは」
診察室の扉を開けると、大野先生はふにゃっという笑顔で私を迎えてくれた。
大「平日の日中でごめんね。忙しいのに」
A「いえ、全然」
今日は午後から仕事を休みにしてもらって、大野先生と面談。
帰国してすぐ、精神科の先生にかかることを親に提案されて大野先生に診てもらうことになり、もう結構な年数通っている。
大「仕事はどう？」
A「だいぶ馴染めてきました」
大「それは良かった。忙しいから休み取るの大変でしょ(笑)」
A「まあ、はい…(笑)」
実際に一週間前、この日休むことを伝えると佐田先生に凄い渋い顔された。
(深山先生と2人でいるのが嫌なんだと思う)
大「特に変わりはないかい？」
A「そうですね…。基本元気です(笑)」
大「そっか(笑)」
大野先生はパソコンに向き直ってカルテを打ち込む。
A「…最近、よく昔を思い出すんですよね」
私は独り言半分で言った。
大「アメリカにいた頃の？」
A「じゃなくて、その前の、少しだけ覚えてるところ」
大「ああ、空港の話か」
そう。
あの残された記憶。
"待ってる"って言ってくれたのは誰だろう。
深「ふーん、病院行くの」
A「はい、よろしくお願いします」
深「……」
A「…？」
深「…待ってるよ」
そんな訳は、ないか。
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深榎向上委員会(はるか)(プロフ) - ぴーちゃんさん» ありがとうございます！私も深山先生大好きでこれ書いてますので！もう少しで完結の予定なんですが、精一杯書かせていただきます…！！！！！ (2021年2月13日 20時) (
レス) id: 09a4a6dc9b (このIDを非表示/違反報告)
ぴーちゃん(プロフ) - コメント失礼します！私も深山先生大好きです！応援してます！更新頑張ってください！ (2021年2月13日 16時) (レス) id: af374e4c11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか | 作成日時：2020年7月17日 13時
