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ーMiyama sideー
最近は観覧車が建物と合体しているような、そんな場所がある。
深「街中にこんなのあっていいの？」
A「え、大丈夫だから建てたんじゃないの？」
それはそうかも。
想像以上に夜景が綺麗だから、いつもならまだ気になっていそうなところを引き止められる。
そしてふと考えた。
もし21年前、何事もなく約束を果たせたら純粋に楽しめたのか。今のAはまだ、気持ちの整理がついてないはずで、きっと心の底から楽しんではいない…。
深「色々あったばかりなのに、大丈夫なの？」
A「大丈夫じゃなかったらここにいないよ。…それにしても、こんなとこまで"二人で一緒に"来ちゃったんだな…」
深「今日のこと？」
A「ううん、東京に来たこと。…弁護士になったのは、深山くんを追ってきたのもあるから。記憶はなかったんだけど、何となくそういう道に行った方がいい気がした。凄い反対されたけど。まあ分かってたけど」
記憶がないから僕が弁護士になると知ってたわけじゃないのに、己の勘でここまで来たのか。
A「だから別に後悔はしてないよ。自分で決めたことだから」
そう言えるAが頼もしくて、自分よりずっと強いことに驚いて。
僕が知ってるAも、僕が知らなかったAも本当に素敵だ。
深「今二人だけだから言っていい？」
A「何？」
深「…好きだよ」
ここが一番景色がよく見えるであろう中間地点だったのに、お互い相手のことしか見ていなかった。
なんたって好きだから、ね。
-1年後-
佐「朝からすまん、弁護依頼だ。…いや違うけどとりあえず頼む。ところでけ…あ！切られた！」
藤「深山先生忙しいんですから」
明「諸々の準備な」
中「そそ、貯金大事！もうすぐなんですから！」
佐「もうすぐだから結婚式行っていいか聞こうとしたんだよ！全く！」
深「はあ…だから来なくていいって言ってるのに…」
A「まあそう言いつつも、やっぱり佐田先生たちにも来てほしいんじゃなくて？」
深「あの人たちに見られたら本当にどうにかなりそうで嫌だよ」
何気ない日々は淡々と過ぎる。でも隣には、大切な人がずっといる。
深「じゃ、今日も行きますかぁ」
A「はい、行ってきまーす」
そんな会話だけでも幸せ。
けど本当の幸せが訪れるのも、そう遠くない。
いや、すぐ近くだ。
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深榎向上委員会(はるか)(プロフ) - ぴーちゃんさん» ありがとうございます！私も深山先生大好きでこれ書いてますので！もう少しで完結の予定なんですが、精一杯書かせていただきます…！！！！！ (2021年2月13日 20時) (
レス) id: 09a4a6dc9b (このIDを非表示/違反報告)
ぴーちゃん(プロフ) - コメント失礼します！私も深山先生大好きです！応援してます！更新頑張ってください！ (2021年2月13日 16時) (レス) id: af374e4c11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか | 作成日時：2020年7月17日 13時
