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ーMiyama sideー
言ったはいいけど、デートってどこに行けばいいんだろう。
行きたい場所ないか聞くの忘れたな。
というかA、いつまで"先生"って付けるつもりなんだろう…。
当日、待ち合わせ場所に来たAは、当たり前かもだけどスーツじゃなくて。
私服と言える私服がない僕は、いつものスーツにネクタイだけ外してきた。
A「もう少し楽な格好なかったの…」
深「だって他に着れそうなのないんだもん」
A「そうか…(小声)。それで、どこに？」
深「なんも決めてない」
言った瞬間に微妙な顔をされた。
A「…ノープランでもいいんじゃない？深山くんたまに仕事でも行き当たりばったりな時あるし」
そしてなぜか急に笑顔。
深「…え？じゃ、じゃあさっきの顔なに…あと名前…」
A「ちょっとは"なんで何も決めてないんだ"と思ったよ…」
深「思ったんだ」
A「名前はその…二人だけの時くらいはこうした方がいいかと思って」
なんだ、Aなりに考えてくれてただけか。
A「もうそろそろ歩きながらでもどこ行くか決めようよ、時間なくなる」
深「う、うん」
ダメだ、自分で誘ったくせにデートなんて初めてだから訳わからない。
こういう時どこに行くんだ、世の中の恋人たちは…
A「あそこ、今人気らしいから行ってみよう」
言われるがまま入ったのは結構な規模の商業施設。
そうか、21年前の約束だ…。
深「…これ似合ってるの…？」
A「似合ってる似合ってる。色違いもあるから、青とか黒とか…」
てっきりAの買い物に付き合うんだと思っていたら、「普段着調達」なんて言われてコーディネートされていた。
深「なんか変…」
A「何度も着てれば慣れるから」
深「…まあ嫌な感じはしないけど…」
A「じゃあ決定！」
深「即決…」
選んだ服を買って、次はイベントスペースとやらに行く。
A「謎解きとか好き？」
深「謎解き…」
なんかそういうイベントをやってるらしい。
A「何これ分かんない…」
深「これがこうだから、そこ5が入るでしょ」
A「なんですぐ分かるの！？」
深「さあ」
楽しかったけど正直に言うと簡単だった…。
あとはレストランに行ったり、佐田先生たちへのお土産(いる？)を買ったりと、思った以上に充実な時間だった。
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深榎向上委員会(はるか)(プロフ) - ぴーちゃんさん» ありがとうございます！私も深山先生大好きでこれ書いてますので！もう少しで完結の予定なんですが、精一杯書かせていただきます…！！！！！ (2021年2月13日 20時) (
レス) id: 09a4a6dc9b (このIDを非表示/違反報告)
ぴーちゃん(プロフ) - コメント失礼します！私も深山先生大好きです！応援してます！更新頑張ってください！ (2021年2月13日 16時) (レス) id: af374e4c11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか | 作成日時：2020年7月17日 13時
