SP request.Valentine ページ41
ーA sideー
A「バレンタイン何あげたらいいんですか！？」
刑事事件ルームで盛大に叫ぶ私。
明日はバレンタイン。深山先生にチョコあげたいな、なんて思っていた。
佐「誰にあげんだ？」
A「え、あ…友達に…」
明「友チョコ！羨まし〜！」
噓ついちゃったけど仕方ない…だってあの深山先生にあげるんだから…と、私は自席の深山先生を見る。
藤「友チョコすらもらえないどうしようもない明石くんに朗報。明日うちの娘たちが作ったチョコをあげよう。あ、皆さんにもあげますよ」
明「やったー！って俺のことバカにしてます？」
中「え〜楽しみ〜！」
明「この件は俺の中で1人最強がいるんだよ！深山！」
深「あげるわけないじゃん」
佐「じゃあお前なんて貰う人もあげる人もいねえじゃん」
深「さー今年はどうですかねー」
深山先生はちらっと私を見た。
深「…ま、自分の好きなようにすれば？」
これ、アドバイス？
よくわからないけどそう言われたので、健全にお店のチョコを買ってあげることにした。
バレンタインの夜、いとこんちに行った。
坂「バレンタイン限定アフロチョコケーキ」
深「あのマズいやつ」
坂「"マズいやつ"言うな」
A「ちょっといただきます。……マズくは…」
坂「その顔"マズい"顔だろうよ」
いつチョコを渡したらいいのか分からないでいると、深山先生が冷蔵庫からチョコケーキを出してきた。
坂「…そういや作ってたなお前…」
深「…いいじゃん」
そこに客が入ってきて、坂東さんが接客に向かい、ここぞとばかりに深山先生は私の隣に座る。
深「食べていいよ」
A「あ、ありがとうございます。あの、これ…」
誰にも見られてないのを確認してチョコを差し出した。
深「ありがと」
意外とすんなり受け取ってくれた。
A「深山先生はちゃんと作ってくれたのに、こんなのでいいのか…」
深「まあ買ってくるのは分かってたよ」
A「え、なんで…」
聞き返した時には箱を開けてチョコを食べようとしている深山先生。
答えてくれないから私もケーキを食べ始めた。
深「ねえ」
呼ばれて振り返ると、人目もお構いなしにキスされた。
客がいる方の口元を手で隠すと、溶けたチョコが私の方に移ってきた。
深「美味しいしょ」
今年のバレンタインは凄く甘いです…。
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深榎向上委員会(はるか)(プロフ) - ぴーちゃんさん» ありがとうございます！私も深山先生大好きでこれ書いてますので！もう少しで完結の予定なんですが、精一杯書かせていただきます…！！！！！ (2021年2月13日 20時) (
レス) id: 09a4a6dc9b (このIDを非表示/違反報告)
ぴーちゃん(プロフ) - コメント失礼します！私も深山先生大好きです！応援してます！更新頑張ってください！ (2021年2月13日 16時) (レス) id: af374e4c11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか | 作成日時：2020年7月17日 13時
