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ーMiyama sideー
それから、ずっと気になっていることがある。
恐らく僕やAを襲ったであろう人物の影と声。あれは誰のものだったのか…。
大「ドア開けっぱなしで、うるさくないですか？」
なんて考えていると、大野さんがやって来た。
深「大野さん。お久しぶりです」
大「あ、深山さんがまだ意識を失ってた時にお見舞いに来たんですがね」
深「えっ、じゃあ…」
大「別にいいですよ(笑)。お久しぶりです」
深「この辺り、そんなにうるさいですか…？」
大「気にしてないならいいんですけど、この真下が小児病棟なんでたまにうるさいって苦情が来ちゃうんです」
深「そうなんですね」
気楽に会話しながら、大野さんのいる病院に運ばれたのも何かの縁なのかとふと気になった。
大「まだ回復し始めなのにお仕事なんて、大丈夫ですか？」
深「仕事ったって普段とは全然違うし、資料でも見てる方が遥かに楽で暇になりませんから」
少し冗談を混ぜて言った。
話していると、Aが信頼しているだけあって大野さんも何かと信じられるなと改めて感じた。
けどそれは一瞬で危ういものになった。
大野さんの両手首に、何かの跡。
深「…手首、跡ついてますけど」
大「跡…？ああ、これ、甥っ子に会いに行った時、"遊ぼう"って勢い良く引っ張られまして…」
深「へー。ちょっと羨ましいな、甥っ子とかいないから」
大「意外と楽しいですよ」
僕は背後のスマホをバレないように手探りで探す。
大「…おっと、そろそろ戻らなきゃですね」
大野さんは時計を見て、「では」と軽く頭を下げてから出ていった。
明「お、深山から連絡。復帰後初？」
藤「そういえば深山先生無事だったんですよね！お見舞い行かなきゃ！」
中「ですね！仕事終わらせないと！」
明「あー残念！深山からの連絡仕事だったわ」
中「え！」
藤「何すればいいんです？」
明「人調べ。既に通常運転すぎて逆に泣ける」
中「あれ、でも"Aさんには内緒で"って書いてありますね」
藤「なんででしょうね？」
明「わからんが…やるぞ！」
A「失礼します…。どうしたんですか、こんな遅い時間に…」
深「ごめん、詳しくはあとで。今から言うことよく聞いて」
こんなことを伝えなきゃいけない日が来るなんて。
僕はこの先、Aを守っていけるんだろうか。
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深榎向上委員会(はるか)(プロフ) - ぴーちゃんさん» ありがとうございます！私も深山先生大好きでこれ書いてますので！もう少しで完結の予定なんですが、精一杯書かせていただきます…！！！！！ (2021年2月13日 20時) (
レス) id: 09a4a6dc9b (このIDを非表示/違反報告)
ぴーちゃん(プロフ) - コメント失礼します！私も深山先生大好きです！応援してます！更新頑張ってください！ (2021年2月13日 16時) (レス) id: af374e4c11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか | 作成日時：2020年7月17日 13時
