request.22 ページ22
ーMiyama sideー
あれ、僕、変なこと言った？
A「いっ、いやっ、うん、気遣いはありがたいんですけどねっ、もう夜遅いしっ、でもあの、本当に結構ですからっ」
違う。僕は君を守りたくてそう言った。
A「その…また明日！」
深「まっ…」
なのに、出ていく君に「待って」すら言えない。
よく考えたら、「泊まってった方がいい」なんていうセリフもよく言えたと思う。
一度気持ちを切り替えるために、翔に結果報告の電話をかけた。
櫻『なんだ、泊まんなかったのか？A』
深「やっぱり無理だよ」
櫻『ダメだ、早く追いかけろ』
深「心配なら翔がやればいいのに…」
櫻『お前がやってこそ意味があるんだろ』
翔に言われて言葉に詰まる。
櫻『…しょうがねぇ、次はちゃんとしろよな』
また何も言い返せず、向こうから切られた。
こんなに言葉が出ないなんて、今までなかったのに…。
坂「大翔〜、Aちゃんにポテサラ渡すの忘れてたから届けてきてくれ〜」
深「は…？」
一人で立ち尽くしていると、下から坂東さんが訳の分からないことを叫んできた。
坂「いやぁ"これ家でも食べたい"って言うから用意したんだけど…」
深「…自分で行けば…」
坂「さすがに俺みたいな奴が夜うろついたら警戒するじゃん…。え、具合悪い？」
深「いや…」
まずい、今の僕、坂東さんに心配されるくらい普段と違うのか。
深「あぁもう、行くよ」
珍しいくらいやけくそな僕は、坂東さんからポテサラを預かり、コートを着ていとこんちを出た。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 42人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
深榎向上委員会(はるか)(プロフ) - ぴーちゃんさん» ありがとうございます！私も深山先生大好きでこれ書いてますので！もう少しで完結の予定なんですが、精一杯書かせていただきます…！！！！！ (2021年2月13日 20時) (
レス) id: 09a4a6dc9b (このIDを非表示/違反報告)
ぴーちゃん(プロフ) - コメント失礼します！私も深山先生大好きです！応援してます！更新頑張ってください！ (2021年2月13日 16時) (レス) id: af374e4c11 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はるか | 作成日時：2020年7月17日 13時
