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35話 ページ15

何度も謝る母親に、苛立ち机を強く握った拳で叩く。
紅茶の入ったカップがカシャンと音を立てた。

「やめてっ!!!」

それだけ言って、お金を置き店を出た。
他のお客さんからの視線、店員さんの戸惑う表情、何一つきにならなかった。

店を出ると、1時間経ったのか、凌さんがいた。

凌「ごめん、俺も一緒にいればよかったね…」

申し訳なさそうに、下を向く凌さん。
なんで、そこまで私のこと考えてくれるの。

「なんでっ…」

凌「Aちゃん…俺の前ではそんな我慢しないで。

こんなに泣きそうな顔して、Aちゃん1人で頑張ったんだね。

…でも、もう頑張らなくていいよ、もう1人じゃないんだから。」

「だから…なんでっ…」

凌「そりゃー

…Aちゃんが好きだからに決まってんじゃん。」

押し殺していた涙が滝のように流れこぼれ落ちる。

頭を捕まれ凌さんの方へと抱き寄せられる。

人の暖かさを知り、溢れ落ちる涙が服を濡らす。



.





あの後、店の前で、大号泣してしまったため、周りの人が警察に連絡を入れてしまい、ちょっとした、騒ぎになった。

警察の人の誤解を解くのに、必死になっていると、気づいたときには真っ赤な太陽が、沈みかけていた。

(どんだけ頑固な警察なんだよ。)

結局、すべてのまとめ役であるあの家のリーダー矢崎広を呼びなんとか誤解は解いた。

広「なんか、すごいことになってたんだね。警察巻き込んで。」

凌「駅前の人通りの多いところで泣かれちゃ俺が泣かせたみたいだったもん」

広「はは、それにしても、よく寝てるね。」

凌におぶられ、眠っている姿をみて、広が頬を人差し指で押して遊ぶ。

広「すんごいプニプニだよw」

凌「起きちゃうよ、何遊んでんのw」

「ん…」

凌「ほら、言わんこっちゃない」

「え?」

広「こっちの話w」
凌「うんうんw」

「まぁいいや」

ああ、私は紅く染まる夕空の元、こんなに優しい人達に救われて今、生きてるんだなあ。

あのとき、助けてくれなかったら、彼らが受け入れてくれなかったら、私はどうなっていたのだろう。

そんなことを、遠くで燃える夕日を眺めながら思っていた。

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実瑠亜(プロフ) - とみーさん» 二字だし笑名前。 (2015年7月27日 14時) (レス) id: a178d8a7ad (このIDを非表示/違反報告)
とみー(プロフ) - 実瑠亜さん» 同じ同じwwwww本名っぽいのは使いづらいw (2015年7月27日 3時) (レス) id: b1b07e99ea (このIDを非表示/違反報告)
実瑠亜(プロフ) - とみーさん» wwwwww名前なんて一文字もかすってないからねww (2015年7月17日 15時) (レス) id: a178d8a7ad (このIDを非表示/違反報告)
とみー(プロフ) - 実瑠亜さん» みるあかw 瑠璃の璃の方に見えたwww それは同じww本名とみーはやばいw (2015年7月16日 23時) (レス) id: b1b07e99ea (このIDを非表示/違反報告)
実瑠亜(プロフ) - とみーさん» みるあだよーwまあ、本名は全然関係ないんだけどねw (2015年7月14日 22時) (レス) id: a178d8a7ad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とみー | 作者ホームページ:!  
作成日時:2014年10月26日 12時

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