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せのびして ページ3

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「俺はお前の初恋、仕方ねぇから応援してやる。」



「まぁお前の気の強さと女っ気のなさにドン引きして1ヶ月と持たないだろ」



「.......は!?あの及川!?」



アンタの気持ちも知らないで。
私は応援するとまで言わせちゃって。



────────


──────




「俺は.......お前が、好きだ。
俺の初恋はお前で、それを10年間拗らせてる。」



なにそれ。





「.......悪ぃ、忘れて。」



なにそれ。






やり返しだ、とばかりに狙わずして私の気持ちを掻き乱してくる性格の悪いやつ。

それが私の幼なじみ。



しまいには私の唇に触れるだけのキスを落として、ごめん、なんてよくわからない謝罪の言葉を零すと私を置いて帰っちゃうし。



「なに....それ。」





顔が火照るのはきっと今日が暑いせいだ。





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- このお話、とってもきれいですね。 (2019年8月20日 16時) (レス) id: ae07f72a57 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みやこ | 作者ホームページ:http://uranai.  
作成日時:2019年8月18日 16時

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