ひたすらに安室さんが冷たい。

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私はコナン君が差し出してくれた水を飲み、一息つく。

「コナン君がダブルフェイスだったなんて……お姉さんショックだ……」

「安室さんもう三杯くらい水持ってきて」

コナン君の声につられて隣を見ると安室さんがニヤニヤ笑いながら水を注いでいた。蹴り飛ばしたい。私は頭を振って、コナン君に向き直る。

「なんであんなにキャラが変わるのさ」

「えー？ 何のこと？ 僕分かんない」

コナン君はにぱっと笑って(勝手に頼んだ)オレンジジュースを啜った。

「コナン君嫌い」

「子供か」

「小学生にいさめられてる大学生っていうのはどうなんでしょうね？」

「うるさいです」

頬を膨らませながら時計を見ればもう夕方。そういえばスーパーに行かなくちゃ。食材なかったし。そう思い立った私は千円札を取り出して、テーブルの上に置いた。

「コナン君はまだいるの？」

「うん、ちょっと安室さんと話したいことがあるからね」

「じゃあ、これで払っておいてね。おつりはいらないから」

この台詞一度言ってみたかったんですごめんなさい。私はささっと荷物をまとめると、店を後にした。

「タイムセール間に合うかな……？」

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