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ただのイチャイチャ2 ページ49

関係が変わった事により大学でもほぼ一緒にいる私達

いつもぼっちだった私が人気者の彼と一緒に行動する事でだんだんと自分の名前が彼同様に有名になってきた

「Aー！お昼食べよう！」

お昼時に私の用事が終わり待ってました！と言わんばかりに彼が突撃してくる

『あ、ごめん先に行ってて』

それを遮るとなんで？っと不満そうな声が

『なんか呼び出しうけちゃって…』

今朝私のロッカーに入っていた紙を広げて彼に見せると、彼が若干目を細めその紙を奪う

『わ！ちょっと何するの？』

「……12時30分に図書室の裏に………」

奪った紙をじっくりとその良い声で読み上げると次の瞬間
ビリビリと破り捨てた

『！！？』

「Aさ～、これ何の呼び出しかわかってる？」

『……えっ、いや……』

突然の質問に正直に答える
なにせ今まで一度もこんなことは無かったし名前も書かれていないのでさっぱり検討もつかない

『徹は分かるの？』

「……………」

どうやら検討がついているらしい彼にそれとなく聞いてみる

「…まぁね」

少し躊躇いながら返事をすると私をまじまじと見つめはぁ～、と盛大なため息を吐いた

『な、なに…？』

彼のその行動に悪い予感がする
もしかして何か怒られるのだろうか

「………教えない」

『え？？！なんで？？？！』

「…教えないもんは教えない」

『でも今から怒られるかもしれないのに…！』

教えてくれない彼に不安を煽られ、眉毛がさがる
すると彼は、行かなくていいから、と言い私の手を取ると図書室とは逆方向に歩きだした

『？？？？』

『ま、待って！でも重大な呼び出しだったら…！』

「それは絶対に無い」

慌てて止める私を遮ってスタスタと歩く

『……まぁ…いっか』

彼のその一言でなんだか大丈夫な気がしてきたので大人しくついて行く事にした

・

くっそ、せっかく今まで上手く捨ててきたのに…
誰だよ！俺の目を盗んでAのロッカーに入れたヤツは！！

やっぱり俺と居ると目立つな…
Aの隠れ美人がバレてきてるし、今まで避けて目立たないようにしてたけどもう無理だわ

手を繋いでいる彼女を見るとキョトンとした顔で着いてきている

……あ

痕を見える所に付けまくればいいんだ！

俺って天才～♪

後に彼はこの事が原因でしばらくおさわり禁止令が出ることになるとは思ってもみなかった…