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〜小川泰弘〜
頑張って着替えてもらおうと慰めながら
やっとユニフォームを脱いだところ。
…でも俺ここから先はダメだろ笑
「Aちゃん俺見たらダメだから部屋から出るね。
だから着替えたら呼んでくれる?」
A「やだ…後ろ向いてるだけでいい…」
…そう来たか笑
「分かったよ。じゃあ着替えてね」
着替えが終わったのか背中をつつかれた
「終わった?終わってるね。
頑張ったね…もうすぐで坂井さん来ると思うからね」
ガチャ
坂井「A良かったねママ来るって」
「…え??」
Aちゃんってお母さんとお父さん
震災で亡くなってるはず…
A「…ほんと?」
坂井「うん。ほんとだよ。
もう大丈夫だからね」
そうAちゃんの頭をよしよしする坂井さん。
小川「Aちゃん、受けてくれる??」
「うん…受けていい…?」
小川「もちろん笑
俺、受けてもらうの楽しみにしてたからね」
コンコンコン
谷内「監督がブルペン空いたよって言ってました!」
小川「ありがとう。」
谷内「坂井さん!ブルペン入る時監督に
連絡してください!!」
坂井「了解。」
小川「Aちゃん先に行って準備してて?
亮太〜Aちゃんと先にいってて」
谷内「了解です!
じゃあAちゃん行こっか」
A「はい!」
ーーー
Aちゃんが部屋から出た。
「あのっ、ママって…?」
坂井「あぁ、俺の嫁だよ。
Aがママって呼んでるからつい癖で笑」
「なんでママってよんでるんですか?」
坂井「嫁が呼んで欲しいってさ笑
俺たち子供が居ないからさ…
それが嬉しいみたいでね笑
だから今日も今すぐ飛行機乗って行くって笑
駆けつけてくれてるよ」
「…そうだったんですか…」
坂井「あんまり深く考えなくていいよ笑
俺達もあんまり考えてないから笑」
「そうなんですね笑
ありがとうございます」
坂井「さぁ!Aのキャッチングに度肝抜くよ!」
「楽しんできます笑」
Aちゃんの過去に色々あるけど
今頑張って進もうとしてるんだ…
頑張れ…ヤジなんかな負けるな…
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作者名:R | 作成日時:2018年11月30日 16時