＊45話＊ ページ49
次の日の朝、鏡で見たら酷い顔をしていた
一晩中泣きはらしたのがはっきりと分かる
正直今は誰にも会いたくないが、今日もシフトは入っている
仕方なく私は重い腰を上げてポアロへ向かった
＊＊＊
幸い今日は透さんは居なかった
昨日の今日で顔を合わせるなんて無理すぎる
ｶﾗﾝｶﾗﾝ
『あ、いらっしゃいませ〜』
振り向いた先には蘭ちゃんと園子ちゃんがいた
蘭/園子「Aさん！？」
『2人とも久しぶりだね』
園子「ちょっ！どうしたのよ！その、顔！」
私の方をガシッと掴んで勢いよく聞いてくる
『ｱﾊﾊ…まあ色々あって…』
あんまり深くは聞いて欲しくなかったからそう答えた
蘭「だ、…大丈夫ですか？」
すごく心配そうな目で見てくる蘭ちゃん
それくらい酷い顔をしているんだろう
『うん、大丈夫だよ』
私がそう言っても納得してないような2人
きっと2人には無理して笑ってることはバレバレだ
蘭「私たちで良ければ相談…のりますよ？」
園子「そ、そうよ！話した方が楽になるって言うじゃない！」
『…失恋…しちゃったんだよね…』
蘭/園子「え！？！？」
蘭「Aさん好きな人いたんですか！？」
園子「確か好きになったこともないって…！」
『うん…最近になって気づいたの、もう遅いけどね…』
2人は何があったのかというような顔をしていたけど
誰とか、深くは聞かないでいてくれた
園子「Aさんならもっといい男現れるわよ！」
男なんていっぱいいるんだから！なんて励ましてくれる園子ちゃん
横でうんうんと頷く蘭ちゃん
少しだけだけど元気が出た気がする
優しい2人に感謝だなぁ
園子「あ！そうだ！今度の日曜日、蘭と子供たちと水族館行くんだけどAさんも行かない？」
蘭「いいね！それ！綺麗なものを見たら心も落ち着くかも」
詳しく聞くと、東都水族館には最近大きな観覧車が出来たらしく夜はライトアップもされてとても綺麗なんだとか
その観覧車に子供たちが乗りたがっていて、鈴木財閥のお嬢様である園子ちゃんにお願いしてきたんだと言う
水族館は好きだし、2人の言う通りいい気分転換になるかも
『じゃあご一緒させてください！』
園子「決まりね！」
こうして水族館に行くことが決まり、少し心を弾ませている私であった
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泣き笑い(プロフ) - 美桜さん» お役に立てたなら嬉しいです(^^) (2020年4月30日 15時) (
レス) id: 121ee4e48d (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 泣き笑いさん、できました！教えていただきありがとうございます^^* (2020年4月30日 14時) (レス) id: b9808aa39d (このIDを非表示/違反報告)
泣き笑い(プロフ) - 続編は、新しい作品を作って、そのURLをコピーしてから前の作品に戻り、編集画面の後ろにある「続編へのURL」と言う所に続編のURLを貼って保存するとできますよ!続編も頑張ってください！ (2020年4月30日 14時) (レス) id: 121ee4e48d (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - え！嬉しすぎます(><)応援ありがとうございます、頑張りますね！ (2020年4月21日 0時) (レス) id: b9808aa39d (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - やばい、死ぬほど好きです、更新頑張ってください！ (2020年4月20日 20時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美桜 | 作成日時：2020年4月5日 17時
