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*13話* ページ15

『…登録完了、っと!』


電話帳には新しく“安室透“と追加された


安室「帰ったら連絡しますね!」


『待ってますね!あ、パフェとても美味しかったです!ご馳走様でした』


手を合わせてお礼を言う


安室「お口にあったようで良かったです」


甘すぎずほどよい酸味のきいた苺パフェは本当に美味しかった


『…あ、もう22時過ぎちゃってましたね、』


19時から始めたのにあっという間に時間は過ぎていたようだ


安室「話しすぎてしまいましたね、南瀬さんは家はどの辺ですか?」


『歩いて帰れる距離なので、わりと近いですよ!』


徒歩15分と言ったところですかねと付け足すと


安室「もう夜も遅いですし、僕車で来てるので送って行きます」


『いやいやいや、まだ10時ですし大丈夫ですよ!』



安室「最近は物騒ですし、心配なので送らせてください」


どうやら私は安室さんの言葉には弱いらしく断れないみたいだ


『じゃあ…お願いします』


安室「はい!着替えてくるので少し待っていて下さい」


安室さんが更衣室に入ったのを見送り
私もエプロンを外し髪を下ろす



そして待つこと三分ほど


安室「お待たせしてすみません、では行きましょうか」


全然待ってないんだけどな、と思いながらも彼の後に続く


安室「はい、こちらへどうぞ南瀬さん」


助手席のドアを開けエスコートしてくれる


24年生きてきたけどここまで紳士な人には出会ったことがない


『お、おじゃまします…』


車については全く知識のない私でもこの車が高級車だということはなんとなく察しがついた

ポアロのバイトだけでは到底購入することは出来ないだろう


(…安室さんって何者…)


安室「僕、探偵の仕事もやっているんですよ」


『!!!』


突然かけられた言葉に困惑する


(いま私声に出てた…?)


安室「南瀬さんって思ったことすぐ顔に出るタイプですよね、今も顔にかいてありましたよ」


クスクスと目を細めてそう告げる安室さん


『うっ…よく言われます、』


図星をつかれ恥ずかしく思いながらも否定はできない


安室「いいと思いますよ、可愛らしくて」


『ありがとうございます?』


安室「どういたしまして」


「……ふっ」/『……ぷっ』


顔を見合わせて2人とも笑みが零れる


たわいも無い会話をこんなに楽しいと思ったのは久しぶりだ


(…なんだか幸せな時間だなぁ)

*14話*→←*12話*



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設定タグ:降谷零 , 安室透 , 名探偵コナン   
作品ジャンル:恋愛
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泣き笑い(プロフ) - 美桜さん» お役に立てたなら嬉しいです(^^) (2020年4月30日 15時) (レス) id: 121ee4e48d (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 泣き笑いさん、できました!教えていただきありがとうございます^^* (2020年4月30日 14時) (レス) id: b9808aa39d (このIDを非表示/違反報告)
泣き笑い(プロフ) - 続編は、新しい作品を作って、そのURLをコピーしてから前の作品に戻り、編集画面の後ろにある「続編へのURL」と言う所に続編のURLを貼って保存するとできますよ!続編も頑張ってください! (2020年4月30日 14時) (レス) id: 121ee4e48d (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - え!嬉しすぎます(><)応援ありがとうございます、頑張りますね! (2020年4月21日 0時) (レス) id: b9808aa39d (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - やばい、死ぬほど好きです、更新頑張ってください! (2020年4月20日 20時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美桜 | 作成日時:2020年4月5日 17時

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