5章2話 ページ23
３人はたとえ飛ばされても攻撃の手を止めなかった
須美「こんなの銀なら…！」
園子「ことのすけなら…！」
『突破する！！』
三人は怪我だらけになったが鎮花の儀が始まり、告別式の会場の外に出された
外は雨が降っており避けなければならなかったが３人にそんな力は残っておらず動く気にすらならなかった
そんな3人に１つの傘が差された
安芸だった
その安芸が車を出してくれて3人は家まで送られることになった
須美と園子は泣きそうな目を堪え、Aは前のように無表情に戻っていた
安芸「…3人とも。辛い中お役目ありがとう」
園子「今戦わなかったらそれこそミノさん達に怒られちゃう」
安芸「…貴方たちは辛い時もどんな時でもお役目とちゃんと向き合っていた。3人とも、正しく勇者よ」
『先生に褒められるなんて嬉しい…でも先生。1番凄いのは…銀と琴里なんだよ…』
安芸「…っ…」
園子「…たった2人で３体追い返したんだよ。だから…ミノさんとことのすけのこと、忘れないであげて。強かったから…！凄かったから…！」
車の中には園子の泣き叫ぶ声と須美、Aの押し殺した泣き声が響いていた
安芸「…ごめんね、訂正する。5人とも、間違いなく勇者よ」
_______________
『…はよ』
園子「おはよ〜」
シーン…
2人「『？』」
「ね、ねぇ乃木さん鷲尾さん。お役目って一体どんなことしてるの？」
「昨日の告別式の時もお役目があったんでしょー？」
「消えたもんね！」
「おいそれ聞いたらダメなんだぞ！大赦に消されるんだぞ！」
「それ言ったお前が消されるぞ」
「えぇ！？俺消されるー！！？」
「銀ちゃん、教科書に載るんだって！お母さんが言ってた！」
「乃木さんと鷲尾さん達も頑張ってね！」
園子「あのね！そうなりたかった訳じゃないのさ〜」
須美「皆さん、おはようございます」
「お、おはよう鷲尾さん」
『姉さん、ごめん先行って』
須美「いいの別に」
園子「おはよう、すみすけ」
須美「おはよう、そのっち」
「なぁ三ノ輪は…その…みんなのために…」
須美「…それが出来る優しい子だったから神樹様に選ばれたの……三ノ輪さんのことを思っているならそっとしておいて」
須美「…ねぇそのっち、A。…偶には勇者にも気分転換が必要じゃない？」
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高橋 - ありがとうございます！楽しみにしています！これからも頑張ってください！！ (2019年8月19日 18時) (
レス) id: 9e6c88e606 (このIDを非表示/違反報告)
涼雲花響(プロフ) - 高橋さん» ありがとうございます！今、続編を作っているのでもう少ししたら投稿します！！ (2019年8月19日 17時) (レス) id: e092f6f78b (このIDを非表示/違反報告)
高橋 - 面白かったです！できれば、結城友奈もお願いします！ (2019年8月19日 0時) (レス) id: 9e6c88e606 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼雲花響 | 作成日時：2019年6月9日 2時
