半人間半怪異な私はミツバの双子の妹ー2ー

番外編！その１７ ページ45

A視点



考えた結果…



生徒会長になってさりげなく聞いてみる。



怪異になって聞き出す。



ということだけ思いついた。



生徒会長になるためにみんなに良いイメージをつけてみたり、優しくしてみた。



怪異にはもうなっていたので、願いを叶える代償にお兄ちゃんについて聞いた。



私が呼び出せるということは見える人か死期が近い人ということだから。



もちろん怜達にも最初から伝えた。



快く受け入れてくれた。



月に1、2回、零番として聞き出す。



答えてくれなかった人は、地下に閉じ込めた。



七不思議のルールだからね。



地下に入れた人たちには生きていくには十分の食事、睡眠、部屋、遊びなどなど用意もした。




色々なことをしてみたけれど結局、中等部2年の間にはお兄ちゃんを見つけることは出来なかった。








中等部3年になり、私は生徒会長になった。



権力を持った代わりに2年の時より少し忙しくなった。



七不思議の友達にもお兄ちゃんについて聞いてみた。



けど、誰も知らないと答えた。



最近は怪異の私を呼び出せる人が少ない。



そして、来た人は決まってお兄ちゃんのことは知らないと答える。



思い違いだったのだろうか…。



お兄ちゃんにもう会えない…？



私は、放課後にお兄ちゃんを必死に探した…。



―――

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くく＠うさぎ好き
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