今度の審神者は超怖がりでした《与》 (ページ41)

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肝試し司会ページ41

｢夏恒例！肝試し大会～！｣

｢｢いぇーい！！｣｣

俺が一人でせっせと砂浜で城を作っている時誰も居ねぇと思ったのはこれのためだったのか。

｢司会は僕。燭台切光忠と！｣

｢五虎退･･･がお送りします･･･｣

｢｢いぇーい！！｣｣

ドンドンドン！パフパフパフ！

｢どうですか！挑戦者主？意気込みをどうぞ！｣

『意気込みの前に･･･お前ら何してんの？』

｢｢いぇーい！！｣｣

『いぇーい！！じゃなくってさ･･･』

目の前のカセットの電源を落とす。
｢｢いぇーい！！｣｣はそもそも録音されたものを流している。
なぜならみんな俺を驚かせるため中にいるからだ。

｢僕らは主に申し訳ないってことでこうやって司会をやってるだけなんだけどなぁ･･･｣

『本当に申し訳ないって思うなら司会もやりません』

｢ご･･･ごめんなさい。主様･･･｣

『いや、五虎退くんは悪くないよ。みっちゃんが悪いんだよ』

｢えぇっ？！僕？！｣

『全ての責任はみっちゃんにある！よし、みっちゃん･･････覚悟はいいか？』

歯ァ食いしばれぇぇ！
とみっちゃんのほっぺをつねる。

｢いだだだだだだっ！｣

『なんでお化け役やらないのかなぁ？なんで？ねぇ？五虎退くんは前回俺が怖がらせちゃったらいいんだよ。いいんだけどさ･･･君は待機してたよね？』

｢いや、だってかっこよくないじゃん！｣

『お化け役にカッコイイ悪いあるかァァ！』