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〇〇しないと出られない部屋3 ページ25

仕方なく女装しに奥の部屋に進む。
そこにある服はメイド服やブレザーだった。
う・・・。嫌だ。
定番のコスプレ衣装を目の前で見ると・・・。

『・・・・・・』

もう消えてしまいたい。消えて楽になりたい・・・。
そんな感情が溢れ出てくる。
メイド喫茶とか巫山戯て文化祭でやった以来だぞ。
女子達から「Aくん、似合う可愛い〜」なんて
言われたし、女子だと間違えられるぐらいだったし。

『・・・・・・うぐ・・・』

死んでしまいたい。俺を殺してくれ。

服に着替え、鶴さんの所へフラフラしながら向かう。

「お、・・・・・・誰だ君は」

ほらァァァ!
もう、鶴さんの目でも分からなくなる俺の姿!

『お、お帰りなさいませっ・・・ご、ご主人様っ!』

口が勝手に動く。
これを着ると何故か開く。

「ご主人様・・・?」

『ちがう!待って!やめ!ほんと!忘れて!忘れて!お願いします!ぐぁぁあああああっ!!!』

メイド、頭を抱え座り込む。

俺の黒歴史がァァァ!!

「・・・あ、君か・・・。全く分からなかったぞ!これが女装というものか!可愛いな!似合ってるぞ!」

全部今の俺にとっては嫌なセリフぅうう!

『やめろぉ、これ以上・・・俺の・・・プライドを壊すなァァァ』

「はっはっは、案外君にもそんな趣味があっ・・・あれ?」

メイド気絶する。

今プライドがかち割れ動かなくなる。

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作者名:のろすけ | 作成日時:2019年7月26日 22時

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