現世で知られる沖田くん(さん) ページ3
『・・・・・・・・・おい、見んな』
じどーっと・・・身体を見つめられて威嚇する。
男の体見て何がいいのだろうか。
彼はなにを見ているのだろうか。
「右手・・・動かねぇのか?お前」
『うっごきますけど?うん?動きますけどぉ?何言っちゃってるんでィアンタは・・・。』
「誰だお前」
『ったく・・・土方さんの愛刀って言うもんだから俺をガッツリ見やがる程の偵察力ねぇと思ってたが・・・ザキかィ?アンタ』
「どうしたお前」
『・・・・・・俺の感情を俺の知ってる沖田くん的に言ってみた』
「全然似てねーな」
『だから俺の知ってる沖田くんって言ってるだろィ・・』
「どこのどいつだ。その、沖田って名乗るやつは」
『あっ・・・今のセリフ。土方さん言いそうだわ・・・やっぱ愛刀だと違うのかね・・・遺伝されちゃってるよ・・・』
「そ、そう?」
なんで嬉しそうなんだ。カネさんさん。
土方さんが絡むとやたらとにやけるんだよな。
『・・・どこのどいつって年がら年中上司である土方さんを殺そうとしてる沖田くんだけど?』
「・・・・・・・・」
『日常茶飯事だけど?』
「主、多分それ・・・違う世界の沖田だと思う」
『お主もそういうか!!』
やっぱりかぁ・・・。やっぱりそうなのかァァ!
みんなして違う!と言うのだ。絶対言うのだ!
やっぱり違うのか・・・?沖田くん。
現世に知られている沖田くんの人数が多すぎて分からなくなる自分がいる。
『でも、この前ゴングを鳴らす実況者いたけどその人沖田さんだった。丸坊主だった』
「・・・・・・・・・」
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作者名:のろすけ | 作成日時:2019年7月26日 22時