今度の審神者は超怖がりでした《弐》 (ページ33)

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部隊帰還！ページ33

第二部隊が出陣し、第一部隊が帰ってきて･･･。

｢主ぃいいいっ！この長谷部っ！しっかりやり遂げてきましたァァァ！｣

『うぎゃぁぁあっっ！！』

全速力で俺目がけて飛んでくる長谷部くん。まてまてまてまて･･･bloodついたまま来んなって！
あれほど申したでは無いか！

『は、長谷部くん･･･すぐさま第一部隊を連れてお風呂GO。服は洗濯してください。こん･･･こんのすけに頼んだ･･･ドラム式洗濯に･･･』

｢はい！お任せ下さい！｣

かすれ声で言ってる訳は長谷部くんが抱きついてきたからだ。ビビる審神者の目線には返り血。
oh......my･･･dead。目の前が真っ暗になった。

『誰でもいいから･･･助けて･･･』

｢主っ･･･！｣

ベチャッ。

助けてくれたのは清光。今なんか手にヌルッとしたものが･･･ぁああぁあああっ！！

『ぁああああぁあぁああぁあああっ！！』

｢どうしたの？主････････････あ｣

ようやく気づいたのか清光は手を離しダッシュで風呂に向かっていった。

主倒れる。第二部隊も、もしそんなことしてきたらどうしようか。走行しているうちに3回というのは早いもので第二部隊が帰ってきた。
帰ってくると主を見た瞬間急いで風呂に向かっていった。

｢さ、流石第二部隊ですな･･･。石切丸殿こちらを見た瞬間一度固まってすぐに風呂に向かいましたぞ｣

『･･････手がっヌルヌルしとる！触ることも見ることも出来ぬ！拙者どう到せればいいのだろうか！たす、助けてっ！』

｢あ、主さん･･･も、もう大丈夫ですよ～｣

フキフキ･･･。堀川くんが拭いてくれたあと、石鹸でキレイに洗ったかのようにヌルヌルも何も無かった。

『一瞬三途の川が見えた･･･』

｢それだけでっ？！そ、それだけで主殿は死にそうになるのか？！｣

拙僧！ビックリ！と言う顔をして俺を見てるけど･･･今の現世の人達みんなこうだからね？これが普通だからね？

『ほ、堀川くんありがとう･･』

｢いえいえ、第一部隊は後でミッチリ叱っておきますから！｣

何とも頼もしい堀川くん。ミッチリ･･･って･･･。
堀川くん怒るとどうなるんだろうか･･･。