石切丸さんのお祓い ページ20
｢主、聞いたよ。三日月さんから･･･無理をしたんだってね？｣
『その通りでござんす･･･』
石切丸さんに今お祓いの儀式をされてます。笑顔が怖いです。
｢うむ･･････君から邪悪な霊の気配を感じるよ｣
『やっぱり？！肩こってるもん･･･』
｢何かついてるのかもね｣
『あ、あ、あっさりそんな事い、言わないでくださいぃっっ』
｢大丈夫だ、私がお祓いするからね｣
『う、ひぃいっ･･･』
｢あ、主･･･大丈夫だから、そんなに揺れないでくれるかな｣
なんかついてるなんて言われたらガクガクしてきちゃう。怖い。お化けやだ。お化けじゃなくてもやだ。
『はや、はやく！はや、はやくとっ、とってぇえ』
｢とるから･･･落ち着きなさい･･･主！｣
『オグゥゥゥ･･･』
｢は、は、祓いたまえ･･･き。きき、清めたまえ･･･｣
い、石切丸さん俺が落ち着かないから慌ててるのか笑っているのかよくわかんないけど震えてる。
『あ･･･れ？まっ･･･まっ･･･』
｢ど、どうしたんだい？主｣
『いし、石切丸さんのうし、後ろ･･･』
石切丸さんの後ろに白い布が2つ。ゆらりゆらりと動いている。
『いしっいしちゃん･･･じゃなくてっふぁ、石切丸さんんんんっ！』
思わず石切丸さんの脚にしがみつく。
｢うわっ･･･あ、主大丈夫だ。落ち着きなさい｣
『だめっ、ダメだっ･･･これ以上はならぬ！線を超えてはならぬ！』
｢あ、主がおかしくなった･･･！は、祓いたまえ！清めたまえ！｣
『ど、ど、どれっみふぁっ！みっれっど！み、みふぁっそらっそぉっふぁっみ！どっ！どっ！どどどどどどっどっ！どれっみふぁっ！みっれっど！いけぇ！かめはめ波ァァァァァァ！』
石切丸さんも俺もパニック。俺も謎の歌を歌い技を繰り出した。白い何かは揺れ続ける。
そしてーーーーー。
バッサァァ！！！
『ぎゃぁああっ！』
｢どうだ！驚いただろう！｣
｢ど、どうだ･･･驚いただろう･･･！はっはっは(棒)｣
鶴さんとカネさんさんだった。カネさんさんは慣れていないらしくワンテンポ遅れて布から飛び出した。石切丸さんにしがみついていた俺はまだパニック状態。
｢鶴さん･･･和泉守さん･･･｣
石切丸は当然ジト目。まだ怯え震えている審神者をなでなでしている始末。
｢････ばぁっ！！｣
鶴さん、トドメを刺すつもりか。という石切丸さんの目。
『うぎゃぁぁあっ！』
当然審神者には効果抜群。しがみついたまま倒れましたよ。はい。
床で倒れてると踏まれたり座られたりするから気をつけよ→←おじいちゃん、猛ダッシュ
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作者名：のろすけ | 作成日時：2019年7月10日 22時
