主、風邪を引く�� ページ30
｢ダメだ！病人は寝てないとダメだ！｣
薬研兄さんに今怒られてます。審神者です。
少し溜まった仕事をしていたら怒られました。
何故ですか。病人は暇なのです！
『休むと仕事ふえるんだよ･･･？怒るなら政府に怒って･･･休んでるのに仕事を寄越してくるブラック企業にさ』
｢じゃあ仕事は俺がやるから大将は休め！｣
『病人は暇なのですっ！職をください！』
｢ダメだっ！何度言ったら分かるんだ！｣
｢では、主殿。私と遊びませんか？｣
｢いち兄！な、何を言ってるんだ･･･！｣
『おぉ、救世主･･･仕事をくれるのですか』
｢主殿の看病の役を全て他の者達に取られましてな･･･私も暇なところだったのですよ･･･どうです？私に貴殿の折り紙を教えて頂けませぬか･･･まだ来ていない弟達のためにも兄として折り紙の折り方を伝授して頂きたい･･･｣
｢はぁ･･･。いち兄･･･｣
｢薬研、いいだろう？私は暇なのですよ｣
『何折りますか？亀ですか？鶴ですか？メガネですか？それとも竜ですか？』
｢ふふっ、そんなに慌てないでも大丈夫ですぞ｣
｢･･････｣
｢薬研、主殿が喜んでおるのですよ。あ、どうだ？私達と折り紙してみないか？｣
｢･･はぁ。いいぜ大将。俺にも折り紙教えてくれ！｣
『もっちろん、もちもちぃ！』
謎の言葉で嬉しさを表現してみた。今更だけどもっちろん、もちもちぃ！とはなんぞ？俺が発言した言葉だけど･･･なんぞ？そんなに餅が食べたいのか俺は。
最近の俺は壊れている。謎に変な言葉を発し何処かのお国の剣豪のような言葉を発している。
何故だ、何故そのような言葉が出てこられるのだ。
三国志とかの見すぎか？見すぎなのか？
今の俺は壊れている。
風邪と疲労で。とてつもなく壊れている。
貴殿とか我が名はとか･･･もう･･･俺は誰だ状態なのだ。
私は誰だｰｰ。ここは何処だｰｰ。
そのうちこの様な言葉を発しそう。
ミュウツー的な。一期さんとみっちゃんと山伏さんと鶴さんが混ざったような言葉も出そう。
｢も、もっちろん･･･もちもち･･･主殿が狂った｣
｢心配するないち兄。大将は元から狂ってる｣
心配するなって何？元から狂ってるってなんですか？俺は元から狂ってる設定で見られてたんですかぁ？
『心配するな一期さん、俺は元から狂ってるはいない！』
｢ど、どちらが真実なのですかっ！？｣
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作者名：のろすけ | 作成日時：2019年7月10日 22時
