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玄関にすら入れない審神者 ページ3

俺は今こんのすけと同じように固まっている。開けた瞬間に目に入ったものである。

「あんたが新しいある・・・」

『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああっ!!』

ポッターハリーの賢者の石の頭3つの犬を見た時の3人の驚き方と同じように俺は叫んだ。

「待って、最後まで言わせーー」

『申し訳ございませんでしたァァァァっ!』

切っ先を向けた刃が向いている事を忘れ扉をピシリとしめる。それも勢い良く。
玄関の障子みたいな紙の部分に切っ先が刺さる。

俺はさっき使った木の後ろに隠れる。こんのすけはいつの間にか戻っていて俺を小さい手で慰めてくれている。

『だれ、誰なのあれは。私まだ何もしてないよ』

「審神者様、キャラが変わっております・・・大丈夫ですか?」

『こん、こんのすけぇぇ・・・こわっ、怖いよぉお』

「審神者様、大丈夫でございますよ。こんのすけがついております」

『ピカチュウ並に10万ボルトとか出せないよね、それで追い払ってくれていいんだよ?』

「いやそんなことしたら刀剣様達が・・・」

『い。い、イーブイので、電光石火・・・でもいい、んだよ?』

「さ、審神者様?」

『め、メロメロとかでもいいな・・・俺もこんのすけでメロメロしたい』

「審神者様ァァァ?!」

俺はカタカタ震えながらこんのすけを見ていたがこんのすけがイーブイにしか見えなくなるほど幻覚を見ていた。

「審神者様っ!戻ってきてください!」

『・・・はっ!』

「大丈夫で御座いますか?」

『・・・ありがとう。けど、さっきので腰逝かれた』

立てれない。怖くて立てれない。

「なぬ!」

なぬ!・・・なぬってお前・・・その見た目でなぬ!は可笑しいだろ。俺はこんのすけを肩に乗せてスロー再生のように四つん這いで玄関に向かった。

よし、2回目。今度こそ中に入ろう。このままだと玄関に入れない審神者になる。それだけは勘弁だ。

スロー再生のようにゆっくりと扉を開けた。

謎の赤い人現る→←審神者という物語は始まっていた



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作者名:のろすけ | 作成日時:2019年7月7日 21時

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