メガネ ページ36
沖田side
「あ!税金ドロボー!」
なんてヤケに餓鬼の声が聞こえたので振り返る俺と現次。そこには、万事屋御一行様が居て、俺達を睨んでいた。
『・・・・・・アンタらも祭りに参加ですかィ』
銀「んんんん?何?俺達が参加しちゃいけないっての?沖田くん」
『いや、誰も参加しちゃいけないなんて言ってやせんけど』
神「何でここにいるアルか!」
『仕事に決まってんだろィ。お前と違ってな』
神「何を・・・・・・っは!」
チャイナは現次を見た瞬間挑発をやめたようだ。現次はニコニコと笑っていたが目が完全に笑っていなかった。
新「神楽ちゃん?どうしたの?」
神「怖いアル・・・あの、税金泥棒」
銀「あれ、現次くんじゃないの。君もさぼり?」
現「仕事です。サボリはしません」
新「あぁ、あの・・・。新しく入った真選組の方ですか。どうもどうも。初めまして。志村・・・」
銀「メガネです。よろしくお願いします」
現「志村メガネ・・・さん?」
新「いやちょっと待ったァァァ!!何違う名前を教えようとしてんですかァァァ!アンタはァァ!」
銀「いや、メガネって呼ばれてんだからそれでいいだろ。ぱっつぁん」
『・・・・・・ドルオタ』
新「沖田さんまで!えっと・・・隊長さん?ぼ、僕は志村・・・」
神「童貞って言うアル」
新「ちょっとぉぉぉ!神楽ちゃァァん!?」
現「・・・・・・志村メガネドルオタ童貞さん?」
新「ちょっ、僕そんなに長くないから!名前ちゃんと合わせろよぉぉお!お前らァァ!」
新「ゴッホん・・・志村新八です!いつもお世話になっております!」
現「ゴッホさん?」
『ぶっ・・・www』
新「・・・新八って呼んでください!」
ゴッホじゃありませんから!と大声で発するメガネドルオタ童貞は必死に現次の肩を持ちグワングワンしてた。
現「・・・・西野現次です。以後お見知り置きを」
現次は何も言われることなく普通の顔で自己紹介をした。旦那の背後で俺を睨むチャイナを威圧で抑え込む野郎との顔は笑っておらず、メガネもよく分からない表情をして、困惑していた。
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作者名:のろすけ | 作成日時:2019年6月9日 22時