５４２話 ページ7
何とか気絶から起きた俺は見習いさんの部屋を案内する。以前ここは、俺の大量の資料や玩具なのでいっぱいだった物置部屋だったが急遽、昨日に審神者部屋とこの部屋をスグ片付けて綺麗にしたのだった。
ちなみにはみ出した荷物はこの部屋の隣に置かれている。
？「綺麗ですね〜･･･あっ！！！」
「っ！？･･･な、なんでしょう」
？「そうか、審神者様だとお名前長いんで･･･男性だし･･･さっくんでもいいですか？私は･･･見習いなのでみっちゃん･･･と！」
「いや、みっちゃんは既に存在しているので別の･･･」
？「ではみなちゃん！！は？！？！」
「じゃ、じゃあそれで･･･」
かなりキラキラした目で見られて俺は一歩後ずさる。このタイプ苦手だ･･･。大声だし･･･いい人っぽいけど･･･俺の心臓持つかなぁ･･･。
よろしくお願いしますね！！さっくん！と言われ「あぁ･･･はい」と半分押され気味に答えた。
みなちゃん「そういえばさっくんさん･･･政府の方からお伺いしたんですけどここって！！うわさの！！！！ブラァァックッッ！ほんまぁぁぁるっ！！･･･ですよね」
なんでこの人いちいち叫ぶんだろう。重要なところだけ。重要なところだけ叫ぶんだけど。あぁ、早くおかえり願いたい。寿命縮んじゃうよ･･･。
「まぁ、そうだね･･･」
みなちゃん「ブラァァックッッ！を建て直すの凄いですね！！凄くないですか？！凄い凄い！！」
「いや･･･どうも」
俺、このテンションについていけない･･･。声でかい･･･。叫ばれる度にビビって一気に気絶しそう･･･。
大丈夫大丈夫･･･。あと、少し話したら俺は･･･寝る･･･。
みなちゃん「おっ！！本丸に何があるか知りたいので見てきていいですか？」
「あーっと･･･誰か刀剣さんつけて行ってください･･･」
みなちゃん「あっ！うわぁぁぁああ！！三日月宗近だぁあああ！！」
「うひっ！」
三日月さん「･･･っ！？(ビクッ)」
廊下をスーッと真顔で歩いてくおじいちゃんにターゲットロックオンしたみなちゃんは叫びながら指差す。いきなり知らない人に指さされて更に名前を叫ばれておじいちゃんもびっくりだ。鶴さんだったら喜んでいただろう。残念、三日月さんです。
みなちゃん「うわ、この人にしよ！！」
「えっ？！はい？！いいえ？！！？」
三日月さん「はっ？な、なんだ？はっ？俺？なんだお前は･･･」
ポ〇モンの御三家を決める感じに三日月さんは選ばれて困っている。
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作者名：のろすけ | 作成日時：2020年5月17日 14時
