５６９話 ページ34
巨大こんのすけside
戻れなくてガーンとしょぼくれてるこんのすけの方に皆様があれ程探していた審神者様がこちらに走ってきました。何だか様子がおかしい。
「審神者様？どうし･･･っ！？」
A「こんっのすけ･･･退け･･･ッ！･･･あっ、嫌だっ！怖い！怖いっ！！」
「大丈夫ですよ。この巨大こんのすけがっ･･･」
A「はぁっ！はぁっ！！ごほっ･･･」
こんのすけが審神者様を見ると、精神があんていさていないのか霊力がガタついていました。
「怖い」や「斬られる･･･」や「コロされる」などと言ってひたすら震えておられました。
先程の戦闘の中でのトラウマでしょうか。
鶴さん「主！どうしたんだい？」
A「やだっ！！殴られる･･･！」
鶴さん「殴らないから！大丈夫！なっ？」
A「殴るって言っただろ！そんでコロすんだろ！！」
鶴さん「いや、だから･･･」
「鶴丸様、審神者様はただいま過度のショック状態に陥っております。皆様、大広間にお集まりください。こんのすけ、全力で小さくなってみせますのでお待ちください」
全力で小さくなります！こんのすけ！
頑張れこんのすけ！小さくなれぇえ！
ぐぬぬと力を込めるとこんのすけは小さくなりました。
おっ、やっとこさ！元の姿に戻ることが出来ました。
鶴丸様達は大広間にゾロゾロと集まっていきました。こんのすけらそっと審神者様に触れます。
「大丈夫ですよ、審神者様。皆様、審神者様を斬ったりしません」
A「･･････っ」
「先程のは、操られていたからです。普段の彼等は貴方に優しいではありませんか。大丈夫ですよ」
A「･･････」
「審神者様は霊力を吸い取られて体調を崩されたのです。今は大人しく寝ておいてください」
A「･･････うん」
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作者名：のろすけ | 作成日時：2020年5月17日 14時
