５５２話 ページ17
ー１ヶ月後ー
俺は審神者部屋に分厚い結界を張るほど人間不信になってしまった。
出陣の時から弱みを握りられ、それから毎日驚かされていた。
初めの頃ブラック本丸に来た時より酷い。
薬研兄さん「大将･･････たーいしょ。朝餉だ･･･食えるか？」
横に首を振れば心配そうな顔をされる。
審神者の仕事はやるが、その間に彼女からのスキンシップが増えビビり、大声を出されビビり、驚かせてトドメを刺される毎日だった。
おかげでマジの人間不信になり、ご飯が喉に通らない。
「･･････ごめん」
薬研兄さん「大将は悪くないぜ？」
「･･････正直･･･五月蝿い･･･」
薬研兄さん「あぁ･･･そうだな」
「先が思いやられる･･･」
よく彼女が見習いとして出てこれたなと思うぐらい、刀剣さんの扱いが酷い･･･。
中には悲鳴をあげている人もいて折角ブラックから回復したのに･･･である。
「こんのすけを味方にされた今･･･正直もどーすればいいかよーわからん･･･」
こんのすけはみなちゃんに甘やかされ、高級油揚げと、毎日のブラッシングで完全にみなちゃんの手下である。
みなちゃん「ひゃっほーい！！虎くん1号カモーンヌ！！」
虎くん1号「ガゥ！！」
こんちゃん「こんちゃんは？こんちゃんは？」
みなちゃん「こんちゃんも！カモォオオオンヌッツ！！」
こんちゃん「ワンワン〜！！」
「おい待てアイツ･･･キツネだろ。コンコンじゃねーのかよ･･･はっ！まさかアイツ･･･化け犬！？」
薬研兄さん「違うと思うぜ･･･」
薬研兄さんは一旦メガネを外し確認して、頷くとまたメガネをかけた。老眼？言っちゃなんだけど･･･老眼なの？メガネ外し･･･目が3になってない！！4になってる！！藤四郎だから？！4なの？ねぇ！！
「･･････！！」
薬研兄さん「どーした？大将？」
「目が･･･3じゃない･･･」
薬研兄さん「は？」
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作者名：のろすけ | 作成日時：2020年5月17日 14時
