５４８話 ページ13
みなちゃん「さっくんさんって！出陣とかやらないんですかー？」
「あんまり･･･こう･･･好きじゃなくて。みんなの目の色が変わって･･･その･･･」
みなちゃん「じゃあ私！！やってみてもいいでしょうかぁあああ！！？？？」
「･･････あいわかった」
みなちゃん「なんで三日月宗近風なんですか」
元気がとてもよろしい彼女は俺のiPadを捜査しようとする。教えるのにも見なくちゃいけないのにあああ･･･。
「今日はこの編成にしておくから。俺が何となく決めたやつだけど(本当はあみだくじだけどっ！)」
みなちゃん「はぁーい。出陣を選択っと･･･」
今日の編成1番隊は隊長が長谷部くん、五虎退くん、フフフ村正さん、兼さん、堀川くん、石切丸さんである。何ともバランスが悪いが仕方がない。あみだくじだからである。
「行ってらっしゃい･･･」
みなちゃん「行ってらっしゃァァい！！ふれーっ！ふれーっ！いっちっばんたい！！ふれーっ！ふれーっ！いっちっばんたい！！」
「･･････」
このテンションの差である。
俺もみんなも苦笑である。
誰か助けてください。テンションについていけません。
みなちゃん「うわー、何とか隊とか･･･優勢って書いてありますねこれ」
「うん、その優勢ってのを押して」
ポチッ
みなちゃん「うぉお！すげーー！！戦場だぁあ！！」
「ゔッ･･･」
いきなり大声を出されてビビって俺はひっくり返りそうになる。みなちゃんはiPadに釘付けである。
俺は･･･ここは先輩審神者として！ちゃんとやらなきゃと思うのだがみんな、目の色変わっちゃった･･･。
兼さん「そぅうううら！！目潰しだっ！！」
堀川くん「たぁあああ！！」
みなちゃん「うわぁぁぁ！スゴーイ！！」
「ゔぐっ･･････！」
そんなに叫ばないでくれませんか。
うわー、iPadを見るとジャンジャカblood(血)が飛び返り血を被り、みんな生き生きとしている。
みなちゃんも生き生きとしてる。
何これ、最近の若者怖い。
みっちゃん「主、大丈夫？」
「･･･私は石だ。いや、岩だ。動かぬ岩だ･･･」
今剣くん「あるじさまこわれましたっww」
みなちゃん「さっくんさん！凄いですね！！これ！凄いですね！！」
「うん！そうでしょ･･･！これが出陣なんだよ！」
みなちゃんがiPadに釘付けの時、気持ち悪くなってみっちゃんの方向に倒れ込むがみなちゃんが振り向いた瞬間、すぐ起き上がり審神者ぶるAであった。
今剣くん「･･･」
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作者名：のろすけ | 作成日時：2020年5月17日 14時
