the rampage〜All Day〜 No.2

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(A)



ドーム初日が終わったあとも、ずっと忙しかった。でも、家に帰れば樹がいて、個人もあったけどリハとかもあって樹といる時間も無いわけじゃなかった。

五大ドーム全部終了して１ヶ月後…。

いつもどうり、朝起きて、2人分のご飯作って仕事に向かう。
今日は樹の方が家を出るのがあとの日。
私はドラマの撮影。

『おはようございます。よろしくお願いします』

監「おはよう。よろしくね」

ドラマの撮影は順調に進んで、行き、今日撮る分は終わった。
今日は、電車で移動しなきゃ行けなくて、駅に向かって歩いて、電車に乗って、中目黒へ。

事務所に向かうため、歩いている時。
見慣れた姿が…

『ん、樹？』

『女の、人…』

『樹の3つ子の妹ちゃん2人でもないし…お姉さんの方でもない…』

『でも、顔は、見えてないから。樹じゃない可能性もある。』

モヤモヤしながらも事務所の会議室に集合になってるから、椅子に座って携帯をいじる。
樹まだ居ない。

『まぁ、いっか。そのうち来るでしょ』

北「A〜」

『はい？』

北「おつかれ〜」

『あ、はい』

しょへ「おはようございます…」

そっか、まだ一応朝の時間帯か…

陣「好きに座ってや〜って言わんでもわかっとるか」

しょへ「A〜おーい」

『…ぁ、ん？』

しょへ「なんか、悩んでるだろ？」

『いや、なんも？』

しょへ「俺が気づかないとでも思ってる？」

『ごめん(笑)』

しょへ「樹に言えないこと？」(コソ)

『そう、かもしれない…』(コソ)

しょへ「陣さん〜自販機行ってきま〜す」

陣「おう」

しょへ「で？藤原樹に言えないことって？」

『今日、電車移動でさ、駅降りたら、樹らしき人と、私が知らない女の人が歩いてて…でも顔は見えなかったし、樹じゃない可能性もあるしさ…』

しょへ「藤原樹は、Aのことしか好きじゃないし、そんなに女の人とも絡まないから、見間違いじゃないの？」

『そぅ…だよね…うちの見間違いだよね…』

しょへ「そんな、心配すんなって〜大丈夫だから」

『だよね！』

陣「今日珍しくいっちゃん遅ない？」

北「ですね」

しょへ「大丈夫」(コソ)

陣「A家出る時起きとった？」

『家出るの早かったんで、起こしてません。でも、マースもいるし、さすがに起きてると思いますよ』

樹「ぉはようございます」

『おはよう樹』

北「きたきた」

樹「起こしてよ〜」

『朝、早かったから悪いかなって』

まだ少しモヤモヤしながらも、会議をした。

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