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隠1「Aさーーーん!!!!!」
ある日の昼下がり、太陽が照りつける屋敷の庭を散歩していたら、隠の人が自分の名を叫びながら走ってきた
A『どうしたんですか?そんな慌てた様子で…あ、これで汗拭いてください』
隠1「あ、ありがとうございます!って!それどころじゃないんです!!Aさんの継子になりたいって言ってるアノ娘がまた…もう手をやきに焼いてるんですよ!!」
A『あぁ、あの子…幾つの子だったっけ?』
隠2「確か、13とか、その辺です!」
A『そう…困ったなぁ…私の呼吸は他の呼吸と違って体に結構負荷がかるから、13の子じゃとても…』
眉を八の字にしていると、例の少女が他の隠を破って自分の元へ駆け寄ってきた。
「日和さーーーーーーん!!!」
鬼殺隊に入る頃から使っている日和Aと言う名を叫ぶ少女は、來島夜紗子と言うらしい
夜紗子「日和さん!今日こそ私を継子にしてくださいまし!」
A『あのね、夜紗子ちゃん…私もあなたみたいにずっと一途で一生懸命な子を継子にしたいのは山々なの。だけれど、私の太陽の呼吸は体の負荷がとても大きい。だから、もう少し大人になって、強くなって、その時気持ちが変わってなかったらまた私の元へ来て?
あなたが来るまで、私は他の子を継子にしないから。約束するわ。』
夜紗子「何歳になれば良いですか?!」
A『…そうねぇ…18とかになったら来て欲しいかな!』
夜紗子「分かりました!継子の席、空けておいてくださいね!」
A『えぇ、約束するわ』
少し悲しそうな、でもどこか安心したような笑顔をうかべ、夜紗子ちゃんは帰っていった。
もう少しで夕方になり、すぐ夜がくる。
それまでにご飯を満腹にならない程度にたべ、仮眠をとっておかなければ
そう思い席を立つ
ぽすっ
A『あ、ごめんなさい!』
「…いや、俺もすまなかった」
A『あら、冨岡さん。なぜここへ?冨岡さんの屋敷はここから離れていますのに…』
冨岡「…鮭大根」
A『…ふふっ、恋しくなったんですか?私の作る鮭大根』
そう言うとコクリと静かに首を縦に降る冨岡さんを見てると、初めて料理を振舞った柱と御館様たちとの宴会を思い出す。
まさかこのような方が鮭大根をお好きとは…
和食1式とかだと思ってましたのに…本当に面白い方
なぜ皆さん嫌うのでしょう……?
そのようなことを考えながら、私は厨房に向かった
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蜜香(プロフ) - みつきさん» わわわ!ありがとうございます!亀更新になるとは思いますが、頑張ります!今後ともよろしくお願いします!! (2019年10月23日 2時) (レス) id: 2a09ab419b (このIDを非表示/違反報告)
みつき - おもろいですね応援してます。頑張って下さい (2019年10月22日 22時) (レス) id: 07d3d3da7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蜜香 | 作成日時:2019年9月13日 3時