墨吐き 2 ページ3
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2話目にして俺の危機が迫っている……←
「思う存分吐いてください」
『嫌だ』
なぜこうなったかと言うと遡ること5分前
「貴方よく墨を吐いてますよね。」
『吐きたくて吐いてるんじゃないけどね。』
メガネ クイッってしてる。
絶対にろくでもないこと考えてんだろこいつ……
「そこで、今回の化粧水はAの墨から作ろうかと思いまして……」
くるっと回れ右して逃げようかと思ったんだけど……
「すみません、逃がすことは出来ません。」
「A逃がしたら絞られるの俺たちだから」
それで今に至る。
『待って!俺はこんな話聞いてない!!墨で化粧水なんて作ったら……ほら!顔が真っ黒になっちゃうから!!』
俺の腕はフロイドの片手にガッチリホールドされてるし
目の前にはバケツを持ったジェイド
え?なに?これから拷/問でも始まる???
「安心してください。既に試作品は作り終わっています。」
『俺、アズールに墨あげた記憶ない』
「この前寮で盛大に吐き散らかしてたでしょう。それです。」
あー、うん。やったわ。
吐き散らかすって言い方悪いよな。
『絶対吐かないから。』
こいつらまじで俺の事なんだと思ってんの?
墨吐きマシーンじゃないから。
「手荒なマネはしたくなかったんですけどね……フロイド。」
「やーっと俺の出番?」
フロイドの大きな手が俺の顔の前に現れた。
『ングッ!』
フロイドの指が俺の口の中に……
長い指で喉の奥を掻き乱された。
「我慢しない方がいいですよ。」
バケツを持ちながらニコニコと楽しそうに言う。
俺は首を横に降った
今でさえもう吐きそうなのに……
1回吐いたらもう、無くなるまで搾り取られる気しかしないから。
吐いたら終わりだと思ってる。
「仕方がないですねぇ……僕もお手伝いしてあげましょう。」
『うっ…………オエ…………』
ジェイドが何したか知りたい?
俺の腹容赦なく蹴りやがった。
ニコニコと涼しい顔しながら。
「まだ行けますよね……?」
まじこいつ何言ってんだよ、おいアズール。
『も……無理だから……』
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ジェノヴァ・ルシウス - んん〜〜〜……好き!!もう大好きです╰(*´︶`*)╯♡ (8月6日 0時) (レス) @page29 id: a3d5b84e3e (このIDを非表示/違反報告)
きゅうり - スキダッッッッッッッッッッッッ!!!! (2022年4月15日 19時) (レス) @page4 id: bfccae0caf (このIDを非表示/違反報告)
みぃた郎(プロフ) - 抹茶タピオカ2号さん» コメントありがとうございます!自分の好きなとこ書いてニヤニヤして貰えたなら良かったです! (2020年9月11日 8時) (レス) id: 21e56a1370 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - 読みながら口元がニヤニヤト(((殴とても面白かったです( ≧∀≦)ノ (2020年9月10日 20時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
みぃた郎(プロフ) - くっは!さん» コメントありがとうございます!そう言って頂けることが何よりも嬉しいです!!これからも頑張って書きます!笑 (2020年9月1日 22時) (レス) id: 21e56a1370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みぃた郎 | 作成日時:2020年8月23日 14時