忌み子の魔女と紛い物狼

2話 ページ4

狼side

ｶﾞﾁｬ

魔「ただいまー！」


……誰もいない

魔「…誰もいないと思った？」

箒〔あら､おかえり〕

狼「!?」

魔「私の家族は無機物なのよ｡でも会話はできるわ｡」

狼「……」

折り鶴1〔おかえりー！〕

折り鶴2〔イルナー！〕

魔「ん｡ただいま｡」

折り鶴1〔あれ？そのひとだぁれ？〕

魔「あぁ､彼は〔もしかして！彼氏!?〕違う」

折り鶴2〔ちぇっ｡つまんないの…〕

魔「簡単に言うと拾った」

コップ〔貴方､色んなもの拾ってくるわね……〕

狼「……」


なんだこれ









凄い！！

魔「……ぃ…ぉーぃ…おーい！！」

狼「ﾊｯ」

魔「やっと気づいた」

狼「……」(どうしよう…土ないから言いたいこと伝えれない…)

魔「はい､これ｡」

狼「…？」

紙だ

魔「後で特訓はさせるけど､喋りたい時はそれ使ってね｡」

狼「…」ｺｸﾝ



優しいな


箒〔あの子､優しいでしょ？〕

狼「!?」



いつの間に隣に!?


ちりとり〔それに可愛いでしょー！〕


可愛い…けど……

折り鶴1〔付き合っちゃいn「何してるの？？」ｹﾞｯ……〕

魔「変なこと吹き込まないの！」


大変そうだな……( ^_^ ;)





魔「あ」

狼「ぁ"」

魔「い」

狼「ヴィ…」

魔「う」

狼「…ゝ々□」

魔「うーん……難しいな……」


わかるのに喋れないのはやだな……

箒〔なら､１回魔法かけてみたら？〕

魔「！それいいね！！」


ﾌﾜﾜﾜﾜ


こう…かな


狼「……ぃ」

魔「？」

狼「ぃ……りゅ､な……」

魔「！」

コップ〔喋った！〕

魔「うんうん！そのまま頑張って…」








狼「イルナ」

魔「完璧！」

狼「ありがとう」

魔「私の名前言って貰えて嬉しい！」

狼「え……へへ…」ﾆｺ


しゃべれた…褒められた……えへへ

魔「」ｷｭﾝｯ

狼「？」

3話→←1話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す