1話 ページ3
狼side
動いた
女の子動いた
……生きてる?
女「……ぃ…てて……ん?」
狼「!」
女「人?」
違う
俺は狼
女「それにしては気配が…こう、野生っぽい…
もしかして、私の血、舐めた?」
!
狼「…」コクン
女「じゃあ、元は動物か……狼とか?」
狼「…」コクン
シュウウ
!傷が……
女「ん?あぁ、これ?気持ち悪いでしょ。私、魔女なの。」
魔…女……
聞いたことはあるけど、本当に居たとは…………
魔「自己紹介が送れたね。私は魔女の異瑠那だよ。」
イルナ……
魔「ねぇ、貴方名前は?」
……どうしよう
言葉はわかるけど、喋れない……
魔「…もしかして、喋れない?」
狼「……」コクン
なんでもわかるなこの人
……土……
ザラザラ
魔「!」
《なまえない》
魔「なるほど…」
良かった
ちゃんと伝わった
魔「じゃあ、白って言うのはどう?」
狼「!」
ザラザラ
《なんで?》
魔「それは、貴方の髪の色…毛の色?が、綺麗だからよ。」
!!!
『気持ち悪い』
『狼族の恥さらしめ』
『なぜ毛の色が白なんだ!』
『こっち来んなよ!
紛い物!』
狼「……」
魔「気に入ってくれた?」
狼「……」コクン
魔「そう」フッ
!
イルナさん、笑顔かわいいな……
魔「ねぇ、私の家来ない?」
狼「!」
魔「見たところ、貴方家無さそうだし。」
図星だ……
狼「……」コクン
魔「良かった!」
魔「これからよろしく!白!」
狼「……」コクン
優しいな
この人は
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作者名:レゥリゥ x他1人 | 作成日時:2021年6月4日 19時