瞳 4 ページ5
Aは俺の右手に飛びついた。
夜久「おい、俺一応怪我してんだけど…」
怪我をしてそんなに嬉しそうにされて嬉しい奴はいない。
勿論俺もその中の一人な訳で、何故か若干傷付くまである。
そんな俺の気持ちはつゆ知れず、まじまじと俺の指を見たAは
急に真剣な顔で俺を見た。
「これ、私にもう一回テーピングさせてもらえませんか」
夜久「わ、わかった。わかったから…っ!」
顔がとにかく近い!!!
でも、こんなに近くで初めて顔を見て、初めて気付いた。
Aは肌が綺麗だ。
まつげが長くて、少しだけ化粧もしていた。
そして何よりも、
吸い込まれそうな大きい瞳___…。
青よりもくすんでいる蒼い瞳は、とても印象的だった。
・
・
夜久「おぉ、すげぇ、痛くない」
「でも固定してるだけなので、あんまり動かさないで今日は安静にしてくださいね」
あんなに楽しそうだったAは、テーピングが終わるとまたいつもの表情に戻ってしまった。
その固まった表情を変えてみたいと思って俺はちょっとしたいたずらごころで
「え、」
・
・
すぐ後ろにあったベッドに、Aを押し倒してみた___…。
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作者名:梶屋碧 | 作成日時:2024年3月20日 19時