瞳 2 ページ3
「海先輩」
夜久「いや、俺夜久な」
「失礼しました、夜久先輩。こちら、ゴールデンウィークの遠征のプリントです。
親御さんにサインを頂いたら私に下さい。」
あの出会いから早二週間が経とうとしてるが、こいつは全く名前を覚える気配が無い。
他の部員は全員の名前を覚えたというのに、Aは覚えが悪いのか。
でも、バレーの事は熟知していて、テーピングの技術も素晴らしい。
部員の名前を覚えられない事以外は完璧なのだ。
夜久「なぁ、Aさ、どうしてそんな名前覚えられないわけ?」
「…気を悪くさせてしまいすみません」
夜久「いや、怒ってないんだけどさ、気になって」
するとAはすごく驚いた顔をしてこう言った。
「…興味の無い事って、覚えるの無理ですよね」
発言に凄く驚いた。
ハッキリ言いすぎだろ。
夜久「A、俺だから良いけどさ、他の人に言うと厄介な事になるかもしれないから…」
少し困ってそう言うと、Aは今まで見た事の無い笑顔で俺に答えた。
「夜久先輩だから言ってます」
夜久「は?」
思考が読めない。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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オムライス
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作者名:梶屋碧 | 作成日時:2024年3月20日 19時