瞳 1 ページ2
掴めない子がいる。
すごく綺麗な髪に、吸い込まれそうな蒼い瞳。
何を考えているかいつもわからなくて、俺は毎回振り回されている。
・
何も怖い物がないような、子供猫。
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・
・
黒尾「お〜い、やっくん」
四月、黒尾が連れてきたのは明らかに黒尾のタイプの女の子。
まさか、先を越された…!?
なんて考えがよぎったが、二人の間にそんな雰囲気は感じない。
黒尾「こいつ、俺の従妹なんだけど、今年一年でさ〜」
夜久「い、いとこ…!?」
黒尾「そうそう、バレーそんなに興味無いんだけど、マネやってくれるって言うから仲良くしてやってね〜」
黒尾の親戚とはいえ、すごく無表情なその子は俺にお辞儀をして、こっちをじっと見ている。
どちいらかと言うと、黒尾じゃなくて研磨に似ている。
夜久「俺、夜久衛輔。よろしく」
「AAです。よろしくお願いします。」
黒尾「三年はこんなとこかな、覚えたか?」
「さっきの人忘れた」
黒尾「海な、ちゃんと顔一致させろよ」
どうやら人の名前を覚えるのは苦手な様子で、最初はよく間違えるからその都度訂正するように黒尾に頼まれた。
高校生活ももう三年目。
慣れた毎日に、新しい風が吹き込んだ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキー好物
オムライス
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作者名:梶屋碧 | 作成日時:2024年3月20日 19時