視線 12 ページ14
その日からだ。
明らかに研磨先輩が私を気にかけてくれるようになった。
研磨「A、帰りはクロも一緒だけど、送る。」
研磨先輩はクロ先輩との事を気にかけてくれているようで、その気遣いや、
朝から始まった名前呼びが私の心を躍らせた。
・
・
研磨先輩を真ん中に、私達は三人で電車に乗る。
研磨先輩はゲームをしている事が多いから、あんまりにぎやかにはならない。
黒尾「Aちゃん、そろそろマネージャーには慣れた?」
沈黙の中、クロ先輩が私に会話を投げかけた。
私が避けていて話さなかったから、気不味いまま、研磨先輩を挟んで会話を続けた。
「はい、何とか。」
黒尾「1年の仕事が減って部活に集中出来てるから、助かってるよ。」
「それは、良かったです。」
黒尾「それに、うちの連中は良い奴ばっかだろ」
横を見るとゲームに集中している研磨先輩と、こっちを見ているクロ先輩の姿。
黒尾「何かあっても、あいつらなら良い仲間だと思うんだよねぇ」
胡散臭い笑顔だけど、その言葉は私の心に刺さった。
・
・
最寄り駅に着いた時だった。
?「え、もしかして黒尾?」
私の苦手な声が聞こえて、体が強張った。
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テト(プロフ) - ニヤニヤしすぎて唇の皮切れた、、、けどまだニヤニヤが止まりませんw (3月26日 3時) (レス) @page14 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梶屋碧 | 作成日時:2024年3月19日 11時