視線 1 ページ2
最寄り駅で一目惚れをした。
サラサラな金髪。
それ本当にブリーチをしたのかって思うぐらい。
視線は鋭く、手元のスマホに向けられている。
無機質なその瞳に、私は何故だか惹かれてしまったのだ。
・
・
それからというもの、私はその人を毎日目で探すようになった。
あの日から、全く最寄り駅で会えなくなってしまったのだ。
乗る電車をずらして探してみても、彼は見当たらない。
間違いなく同じ制服。
なのに校内でも見かけないまま、私は今日も彼に会えるかもしれないという期待を抱いて鏡で自分の姿を何度もチェックしていた。
・
灰羽「A！今日はどうだった？」
一限が始まる10分前。
席の近いリエーフが部活の朝練を終えてやってくる。
「ダメ、何年生かもわかんないもん」
灰羽「これだけ見つけられなかったら同級生の可能性は低いよなぁ。先輩じゃない？」
リエーフはそう言って自分の机に荷物を置くと、こっちに来て私の髪に手を伸ばす。
「あの、これ何ですかね、リエーフさん」
灰羽「だってAの髪気持ちいいもん」
いつも通り、私の日常が始まった。
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テト(プロフ) - ニヤニヤしすぎて唇の皮切れた､､､けどまだニヤニヤが止まりませんw (3月26日 3時) (
レス) @page14 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梶屋碧
| 作成日時：2024年3月19日 11時
