_______4 ページ32
.
『…どうしよう、めっちゃ懐いてる』
「そうねぇ…この子Aに飼われる気まんまんじゃない？どうすんのさ。」
『どうするもなにも…うち猫ゲージとかないよ？』
「でもあれじゃん、ちょっと前にメイクさんの猫預かってたじゃない。」
その預かってた猫ちゃんのためにお皿だなんだは買い揃えてたらしい。
たかだか数週間預かるためだけに、Aにそこまでしてもらえるなんて贅沢な猫だな。
『んー、丁度犬か猫飼いたいって思ってたしなぁ…。
それに、北斗の出てた作品見たすぐ後にそこに出てた猫ちゃんそっくりの子なんて運命だよね。』
「…えっ、待って。
この子の登場によって俺らの生活脅かされない！？
大丈夫？猫ばっかり構わないって約束できる！？
北斗にもジェシーにも樹にも高地にも慎太郎にも京本にも平等に構えるって約束できる！？」
『…ねぇ、ダイジンちゃん。うちの子になる？』
「ちょっと待って、貴方無視はやめなさいよ。」
なんとなく、俺たちのライバルになる気がしてならない目の前の野良猫、もといダイジン。
「うちの子になる？」と手を差し出したAに、嬉しそうにひっくり返ってお腹を出してゴロゴロ言ってる。
チラリ、と俺を見て勝ち誇ったような顔。
「ねぇ！コイツ今俺のこと見てふんっ！って笑った！
ザマァ！みたいな顔してきたんだけど！」
『そんなことしないでしょ！
北斗おじさんは酷いね〜、ダイジンちゃん、帰ろっか！』
「待って待って待って！」
小さな毛玉を抱えて歩き出したA。
さっきまであったかかったくせに、タイミングよくひゅるりと木枯らしなんか吹いちゃってさ。
結局この日はダイジンのための買い出しや動物病院に行ったりで、帰宅したのは22時過ぎ。
Aといざ致そう…って時にやって来て威嚇されたり、ダイジンが意地でもAのお腹の上から退かなかったりで、俺だけじゃなくて他のメンバーもどうやら同じ目に遭いそうな気がしてならない。
俺たちの生活にちょっとした変化をもたらしそうな嵐が、冬の風と一緒にやってきた、そんな日。
ーーーー
友人と『すずめの戸締まり』を見に行って、ダイジンがいじらしくて可愛すぎてどうにか出したくてみーちゃんのペットにしちゃいました。
これからちょこちょこ登場するかも知れません。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1365人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
つばさ(プロフ) - 完結おめでと〜✨お疲れ様でした💗冬休みも楽しみにしてるよ〜🥰🥰 (2022年12月15日 17時) (
レス) id: 955e19391d (このIDを非表示/違反報告)
まるちゃん(プロフ) - るりさん» 申し訳ございませんが、こちらでは今後はみーちゃんシリーズについては不定期なもののみ見れるようにする予定です。ご希望に添えず申し訳ないですm(_ _)m (2022年11月28日 23時) (レス) id: b0a219297e (このIDを非表示/違反報告)
るり - すみません、エラーで出てきていなかったみたいです。。！Twitterは使用することができないんです、できれば公開していただけませんか？ (2022年11月28日 23時) (レス) id: af874a7c72 (このIDを非表示/違反報告)
るり - まるちゃんさまの作品全て拝見させていただいております、！愛されみーちゃんって削除されましたか、、、 (2022年11月28日 22時) (レス) id: af874a7c72 (このIDを非表示/違反報告)
まるちゃん(プロフ) - きむささん» コメントありがとうございます！こちらのシリーズですが、現在Twitterに引っ越しをしており、占ツクで公開する予定はありません(･･;)申し訳ないのですが、Twitterの方からご覧くださいませm(_ _)m (2022年11月24日 8時) (レス) id: b0a219297e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まるちゃん
| 作成日時：2022年8月17日 22時
