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走って行けば、苦しそうなAをジェシーが支えてる。
ジェシーの衣装の裾を握った左手が真っ白になってる。
相当力が入ってる証拠だし、波打つ背中は、多分かなり苦しいはず。
「大丈夫だって、出しちゃいなって。」
「Aちゃん、しんどいね。大丈夫だよ。」
「衣装なら俺らなんとかするし、無理すんなって。」
ガッチリとAを囲う3人に、なんだか差を見せつけられているような気で、何もしてやれない虚しさや苦しそうなAの姿と合わせて感情がぐちゃぐちゃになる。
輪の中心にいるAは苦しそうに肩で大きく息をして震えてる。
『ちが、うっ…』
「違う？何？どう言うこと？」
「おいお前、ホント大丈夫か？」
『おかしい、の』
「A？どした？なんか身体、変なの？」
ホントにただの吐き気じゃなさそうなAを見て樹、高地、俺もすぐに駆け寄れば、咳き込んだ後にごぼりと吐き出されたのは、真っ黒い血。
てっきり吐くもんだと思ってスタッフさんから姿を隠そうとAの傍に身体を寄せたジェシーと京本の身体にまで飛び散った血が、只事じゃないことを解らせる。
「っ…！！Aちゃん！？」
「誰かっ！救急車呼んでください！」
「A、わかる？
大丈夫だよ、我慢しないでいいよ？」
医療に明るくない俺らが見てもやばいって解るくらいの量の血を吐き出してるA。
押さえきれなかった血が腕を伝って流れ落ちて、真っ白な衣装の首元や胸の辺りをどす黒く変えていく。
みんなでAの周りに集まって必死に声をかけるけど、意識がぼんやりしてるみたいで、どんどん身体の力が抜けてくのが分かるし、目の焦点が合わない。
崩れそうな身体を後ろから慎太郎が支えて、無造作に投げられた手をジェシーと京本の2人がそれぞれ握って、他のメンバーで一生懸命声をかける。
「おい、A！しっかりしろ！」
「A、Aっ！！」
「A、大丈夫だよ、みんな居るからね？」
ついに反応すらしなくなって、それがますます不安を煽る。
翼マネもやって来て、そうこうしてればすぐにやってきた救急車。
あっという間に俺たちの手を離れて担架に乗せられたAは、けたたましいサイレンに連れて行かれてしまった。
小さくなっていく救急車を見送って、溢れそうになる涙を堪えながら、ふと、隣に目をやれば、しゃがみ込んだ慎太郎が肩を震わせてる。
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つばさ(プロフ) - 完結おめでと〜✨お疲れ様でした💗冬休みも楽しみにしてるよ〜🥰🥰 (2022年12月15日 17時) (
レス) id: 955e19391d (このIDを非表示/違反報告)
まるちゃん(プロフ) - るりさん» 申し訳ございませんが、こちらでは今後はみーちゃんシリーズについては不定期なもののみ見れるようにする予定です。ご希望に添えず申し訳ないですm(_ _)m (2022年11月28日 23時) (レス) id: b0a219297e (このIDを非表示/違反報告)
るり - すみません、エラーで出てきていなかったみたいです。。！Twitterは使用することができないんです、できれば公開していただけませんか？ (2022年11月28日 23時) (レス) id: af874a7c72 (このIDを非表示/違反報告)
るり - まるちゃんさまの作品全て拝見させていただいております、！愛されみーちゃんって削除されましたか、、、 (2022年11月28日 22時) (レス) id: af874a7c72 (このIDを非表示/違反報告)
まるちゃん(プロフ) - きむささん» コメントありがとうございます！こちらのシリーズですが、現在Twitterに引っ越しをしており、占ツクで公開する予定はありません(･･;)申し訳ないのですが、Twitterの方からご覧くださいませm(_ _)m (2022年11月24日 8時) (レス) id: b0a219297e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるちゃん
| 作成日時：2022年8月17日 22時
