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13話 ページ13
「だから…もうサヨナラしよう」
そう言ってAは涙を流しながらにこやかに笑う
「〜ッ…A…違うんだ…俺はッ…」
とにかく何かを言わなければと口を開くが思うようにうまく言葉が出ない
そんな俺に対してAは優しい笑顔を向ける
「いいよ…無理しなくても…
私がいない方がきっと貴方にとって幸せだから…
だから"パートナー"としても貴方とはここで終わりにしよう
そして…もう貴方の前には現れないから…」
そう言って俺に背を向け歩き出すA
待ってくれ…俺にとってお前は…
"大切なパートナー"としてこれからも必要なんだ
やっと気づけたんだ…俺がAに対してやってきた酷い仕打ちも、そしてどれだけAが俺にとって大切な奴だという事を
だから今ここでお前を失うわけにはいかない
苦しい言い訳に聞こえるかもしれない…
俺がそんな事言える立場じゃないくらい分かっている…
けれど…お前だけは…Aだけはここで手放すわけにはいかない
だからッ…！！
…俺の"本当の気持ち"を全てAに伝えよう…
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作者名：Omiso
| 作成日時：2018年6月23日 21時
