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4話 ページ4

気付いた時にはもう目の前には誰もいなかった


これでよかったんだ…これで…


だが頰には冷たいものが流れ出す


「ハハッ…諦めきれねぇーよ…」


今日だけ…今日だけは涙を流す事を許して欲しい…





静かな病室の中、嗚咽だけがただただ鳴り響く


しばらくすると何かを決心したかのように立ち上がる黒い影

窓がバッと力強く開いた

その時にはすでに病室には誰も居らず

白いカーテンがゆらゆらと揺れていた

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作者名:Omiso | 作成日時:2018年4月23日 21時

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