40話 ページ40
貴方サイド
必死に走って13を探していると、座り込んで項垂れている姿を見つけた
そんな13の姿にすぐさま
「13ッ!」
そう大好きな彼の名前を叫ぶと、バッと顔を上げれば、目を見開きこちらを見る13
そんな彼の前にしゃがみ込んで、そっと優しく抱き締めた
「本当にごめんなさい…ッ…私がフラフラしてたばっかりに13を傷付けた…
でも…それでもッ!…私は13が一番ッ…」
" 好きなの " と伝えようとするけれど、その前に痛いくらいに強く抱き締め返される体
そしてしばらくの間されるがままでいると
「なァ…A、お前がこうやって俺の元へ来てくれたってことは…自惚れてもいいんだよな…ッ…?」
そう震える声で私に問いかける13にゆっくりと頷くとそっと私から離れて向き合う彼
そしてジッとこちらを見つめながら
「A…俺はお前のことが一番好きだ…
そんでAだって俺のことが一番好きなんだろ?」
そう言って途端に悪態っぽく笑いながら、先程私が言おうとしていたことを当てる13
そんな彼に心臓は跳ね上がり、顔に熱が集まっていく
そしてそんな私に追い討ちをかけるように後頭部を強く押されて、13の顔にグイッと至近距離まで自分の顔が引き寄せられる
「もう余所見なんてするんじゃねぇー…
俺だけを見て、俺だけを想って、俺の隣だけにいてくれればそれでいい…
そう俺に誓ってくれるよな?」
側から見れば少し重すぎる愛の言葉
だけど私はその言葉が何よりも嬉しくて、きっともう余所見が出来ないほど13のことが好きだから
「勿論だよ…13」
そう答えて彼に笑顔を向ける
すると彼は微笑みながらそっと私の頰に手を添えて
「あァ…A…最高に愛してる」
そう言って愛おしそうに頰を人撫ですると、ふと近付く彼の顔
そして私たちの距離はなくなった
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Omiso(プロフ) - 白虎さん» またのコメントありがとうございます!私も少しこの小説を終わらせることに寂しさを感じちゃいました(笑)けれどこの作品を良いと言って貰えてとても満足しています!次回作は考え中なのでいつになるのか分かりませんが頑張ってみますね!本当にありがとうございました! (2019年4月28日 1時) (レス) id: dc3fcb1081 (このIDを非表示/違反報告)
白虎(プロフ) - 完結おめでとうございます…! そしてお疲れ様でした! 終わってしまい少し寂しい気もしますが、やっぱり感嘆しました…! とても良い作品を書いてくださってありがとうございました、次作の方、楽しみにしてます!! (2019年4月28日 0時) (レス) id: e2f4e0cbf0 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - 13推しさん» 最後まで応援ありがとうございました!貴方様のコメントがとても励みになっていました!この作品を素晴らしいと褒めて下さり、読み返していただけるなんて嬉しすぎるお言葉とても感激です!本当に最後までこの小説につきあって下さりありがとうございました!! (2019年4月28日 0時) (レス) id: dc3fcb1081 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - mikuri1024さん» またのコメントありがとうございます!!今回の小説では病みの13はいませんでしたが、純粋な13を楽しんで頂けてられてたのならとても安心しました…。次回作についてはまだ考え中ですが貴方様の応援の言葉とても嬉しく思います!!本当に最後までありがとうございます! (2019年4月27日 23時) (レス) id: dc3fcb1081 (このIDを非表示/違反報告)
13推し(プロフ) - 完結お疲れ様でした!!いやぁー、とても満足出来ました!素晴らしい作品をありがとうございます!これからもちょくちょく読み返します(笑) (2019年4月27日 23時) (レス) id: ad78e4c495 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Omiso | 作成日時:2019年3月26日 22時