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36話 ページ36

貴方サイド


「んっ…ここは…」


だるい体をゆっくりと起こして辺りを見渡すとどうやらここは医務室のベッドの上らしい

そしてふと近くのテーブルを見てみると置き手紙がおいてあって手にとって読むと


(起きたらさっさと自分の部屋に戻って安静にしてろ by13)


と書いてあって思わず13らしい内容に笑みが溢れる

そしてそれと同時に


明日にはちゃんと13にアダムとのことを話そう


そう心に決めて医務室を出ようとする

だけど突然 ガラガラッ! と音を立てながらドアが開くと


「Aッ!」


名前を呼ばれて、焦ったようにグイッと引っ張られそのまま強く抱きしめられた


「ッちょっと離して!…アダム!」

「あ、あァ…突然すまなかった」


パッと私から離れ申し訳なさそうするアダム


「それよりもなんで貴方が医務室に…」

「それは、Aが倒れたと他のヒーローに聞いて心配になって様子を見に来たんだ」

「…」


そんな彼の返答に返す言葉もなくて俯くけれど、どうしても何故そんな風に私を気にするのか意味が分からなくて


「何で…私のことなんか心配するの…」


そう質問するとアダムは一瞬目を見開くが、すぐに吹っ切れたように笑って


「それは前に言った通り…

Aが好きだからに決まってるだろ?」


熱を帯びた瞳でこちらをジッと見つめながらそう告げられた

そんな彼に動揺せずにはいられなくて狼狽えていると


「何を言われたって構わない。今はただただAが欲しい」


そんな愛おしいそうに私を見つめないで

そんな言葉を私に投げかけないで…ッ…


そう思う私とは裏腹にアダムは私を見続け、不意に顔を徐々に近づけてくる

それが何を意味するのか分かっているはずなのに拒むことも出来なくて


3センチ、2センチ、1センチ…


そして彼の唇が触れそうになったその時




「おい…お前ら何やってんだよ…」




地を這うような13の声が部屋に響き渡った

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Omiso(プロフ) - 白虎さん» またのコメントありがとうございます!私も少しこの小説を終わらせることに寂しさを感じちゃいました(笑)けれどこの作品を良いと言って貰えてとても満足しています!次回作は考え中なのでいつになるのか分かりませんが頑張ってみますね!本当にありがとうございました! (2019年4月28日 1時) (レス) id: dc3fcb1081 (このIDを非表示/違反報告)
白虎(プロフ) - 完結おめでとうございます…! そしてお疲れ様でした! 終わってしまい少し寂しい気もしますが、やっぱり感嘆しました…! とても良い作品を書いてくださってありがとうございました、次作の方、楽しみにしてます!! (2019年4月28日 0時) (レス) id: e2f4e0cbf0 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - 13推しさん» 最後まで応援ありがとうございました!貴方様のコメントがとても励みになっていました!この作品を素晴らしいと褒めて下さり、読み返していただけるなんて嬉しすぎるお言葉とても感激です!本当に最後までこの小説につきあって下さりありがとうございました!! (2019年4月28日 0時) (レス) id: dc3fcb1081 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - mikuri1024さん» またのコメントありがとうございます!!今回の小説では病みの13はいませんでしたが、純粋な13を楽しんで頂けてられてたのならとても安心しました…。次回作についてはまだ考え中ですが貴方様の応援の言葉とても嬉しく思います!!本当に最後までありがとうございます! (2019年4月27日 23時) (レス) id: dc3fcb1081 (このIDを非表示/違反報告)
13推し(プロフ) - 完結お疲れ様でした!!いやぁー、とても満足出来ました!素晴らしい作品をありがとうございます!これからもちょくちょく読み返します(笑) (2019年4月27日 23時) (レス) id: ad78e4c495 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Omiso | 作成日時:2019年3月26日 22時

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