21話 ページ21
アダムサイド
13のことが好きなのか?と彼女に問うと
「(好きだと…思う…)」
そう言って頰を微かにピンク色に染めて、照れくさそうにしながら俯く彼女はとても可愛らしく思った
だがそれと同時にその表情は決して俺に向けられたものではなくて13に向けられたものだと思い知らされた
すると何故か心は掻き乱されて醜い嫉妬で溺れていく
そして気付いた時にはもう遅くて
一度喋り出したら止まらない酷い言葉
「(13はきっとお前のことなんて微塵も想っていない)」
そんなことはなくて本当は13に想われている…
「(俺の彼女を虐めてたやつがましてや誰かに好かれるなんてことありえないだろ…)」
そんなことはなくて本当は13に好かれている…
こうやって嘘を並べて、13から気をそらしたい気持ちから根拠のないことまでも言う俺は酷く見苦しい
すると当然のごとく、そんな俺は彼女から冷めた目を向けられて…
「貴方にはこれから迷惑もかけないし、関わらないから…」
そう告げられ、拒絶され、強く突き放された
そして彼女の離れていく背中
そんな背に手を伸ばし、掴もうとするが当然届かないわけで
手を伸ばした理由もわからないまま遠ざかる彼女の背中をいつまでも見つめていた
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Omiso(プロフ) - 白虎さん» またのコメントありがとうございます!私も少しこの小説を終わらせることに寂しさを感じちゃいました(笑)けれどこの作品を良いと言って貰えてとても満足しています!次回作は考え中なのでいつになるのか分かりませんが頑張ってみますね!本当にありがとうございました! (2019年4月28日 1時) (レス) id: dc3fcb1081 (このIDを非表示/違反報告)
白虎(プロフ) - 完結おめでとうございます…! そしてお疲れ様でした! 終わってしまい少し寂しい気もしますが、やっぱり感嘆しました…! とても良い作品を書いてくださってありがとうございました、次作の方、楽しみにしてます!! (2019年4月28日 0時) (レス) id: e2f4e0cbf0 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - 13推しさん» 最後まで応援ありがとうございました!貴方様のコメントがとても励みになっていました!この作品を素晴らしいと褒めて下さり、読み返していただけるなんて嬉しすぎるお言葉とても感激です!本当に最後までこの小説につきあって下さりありがとうございました!! (2019年4月28日 0時) (レス) id: dc3fcb1081 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - mikuri1024さん» またのコメントありがとうございます!!今回の小説では病みの13はいませんでしたが、純粋な13を楽しんで頂けてられてたのならとても安心しました…。次回作についてはまだ考え中ですが貴方様の応援の言葉とても嬉しく思います!!本当に最後までありがとうございます! (2019年4月27日 23時) (レス) id: dc3fcb1081 (このIDを非表示/違反報告)
13推し(プロフ) - 完結お疲れ様でした!!いやぁー、とても満足出来ました!素晴らしい作品をありがとうございます!これからもちょくちょく読み返します(笑) (2019年4月27日 23時) (レス) id: ad78e4c495 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Omiso | 作成日時:2019年3月26日 22時