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20話 ページ20

「13?!」

「ッ!…」


突然の13の登場に驚きを隠せない私とアダム

だけど13はそんなことを気にせずにツカツカとアダムの方に歩み寄るとガッと胸ぐらを掴み


「俺…前に言ったよなァ?"邪魔するんじゃねぇーぞ"って…まさか忘れてたなんていうわけねぇーよなァ?」


額に青筋を立てながらアダムに喧嘩を売る13

邪魔するな と言う意味はよく分からないけど、とにかく私がやるべきことは…


「ちょっと13!?急にどうしたの?!」


13の肩を掴み、無理やりアダムの胸倉から手を離させると


「ッ…わりー…少し頭に血が上ってよ…助かった」


と途端に怖い顔からヘラリと笑う13

そんな姿に安心しながらもチラリとアダムを見ると呆然とこちらを見ていた

だけどすぐにこちらを強く睨みつけて


「ッ…そうやって二人で勝手にしてろ…」


と冷たく言い放つと背を向けて歩き出すアダム


「チッ、何なんだよ…アダムの野郎…」


隣で13が苛つきながらそう呟く

そしてアダムはそんな声すら聞こえてないようにそのままここを去ろうとしてる

だけどまだ私はアダムに言うことがある


「…アダム…」


そう名前を呼ぶとバッとこちらに振り向く彼

その顔は何故がやるせなく、酷く辛そうで


だけどそんな彼に私はもう惑わされはしない


「貴方にはこれから迷惑もかけないし、もう関わらないから…」


そう冷たく告げて、私は彼に背を向け歩き出した



決して一度も振り返る事もなく

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Omiso(プロフ) - 白虎さん» またのコメントありがとうございます!私も少しこの小説を終わらせることに寂しさを感じちゃいました(笑)けれどこの作品を良いと言って貰えてとても満足しています!次回作は考え中なのでいつになるのか分かりませんが頑張ってみますね!本当にありがとうございました! (2019年4月28日 1時) (レス) id: dc3fcb1081 (このIDを非表示/違反報告)
白虎(プロフ) - 完結おめでとうございます…! そしてお疲れ様でした! 終わってしまい少し寂しい気もしますが、やっぱり感嘆しました…! とても良い作品を書いてくださってありがとうございました、次作の方、楽しみにしてます!! (2019年4月28日 0時) (レス) id: e2f4e0cbf0 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - 13推しさん» 最後まで応援ありがとうございました!貴方様のコメントがとても励みになっていました!この作品を素晴らしいと褒めて下さり、読み返していただけるなんて嬉しすぎるお言葉とても感激です!本当に最後までこの小説につきあって下さりありがとうございました!! (2019年4月28日 0時) (レス) id: dc3fcb1081 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - mikuri1024さん» またのコメントありがとうございます!!今回の小説では病みの13はいませんでしたが、純粋な13を楽しんで頂けてられてたのならとても安心しました…。次回作についてはまだ考え中ですが貴方様の応援の言葉とても嬉しく思います!!本当に最後までありがとうございます! (2019年4月27日 23時) (レス) id: dc3fcb1081 (このIDを非表示/違反報告)
13推し(プロフ) - 完結お疲れ様でした!!いやぁー、とても満足出来ました!素晴らしい作品をありがとうございます!これからもちょくちょく読み返します(笑) (2019年4月27日 23時) (レス) id: ad78e4c495 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Omiso | 作成日時:2019年3月26日 22時

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