初恋みたい ページ22
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「そういえばAってなんでバレー部のマネージャーやってるの？」
目の前に座るポニーテールが特徴の真帆(数少ない友達)からふとそんな質問をされる。
「あ、それ私も気になる」
さらに、女バスのマネージャーである香奈(数少ない以下略)からも教えて！とせがまれる。
「そんな面白い話じゃないよ？」
期待しないでね。念を押す私に「いいから！教えて〜」と言う二人に負けて私がマネージャーになろうと決めた日のことを話始めた。
忘れもしない、去年のインターハイ予選の日。
従兄がバレー部だったので「応援に行かない？」と親に誘われて行った男子バレーの試合｡
バレーはやっていたからルールはわかる。
だからといって別に特に誰かの試合に興味があるわけでもなく、正直暇を持て余していた時に目に飛び込んできたのが
青葉城西のバレーだった。
滑らかな連携｡
あそこまで綺麗に完成されたチームは青葉城西以外に見たことがない。
それくらい噛み合った歯車。
「……すごい」
どの選手もすごいがとりわけセッターが目を引かれる。
遠目からだが、彼はどんな選手であろうとそのチームの歯車にしてしまう､まるで「支配者」になるために生まれてきたようにすら感じる。
この時もう私は青葉城西のバレーに一目惚れしていた。
こんなチームの一員になれたら、
どれ程素敵だろうか。
「お母さん、連れてきてくれてありがとう」
「ん、いきなりどうしたの？」
本当にありがとう。
私にあんなに素敵なバレーと出会うきっかけに誘ってくれて。
「……っていう感じで今マネージャーやってる」
「なんか、かっこいい」
「Aめっちゃバレー部のこと好きじゃん」
感心したように言う真帆と香奈。
「うん、大好き」
だってあんなにかっこいいんだよ？と言うと｡
「これ､今の言葉だけ聞くと恋する乙女じゃん」
「あ、確かに！」
やっぱり彼氏欲し〜！ Aも彼氏出来たらうちらに教えてね。と騒ぎ始める二人を見ながらやっぱり二人は通常運転だったと呆れた。
それと､私きっと彼氏できないと思う。
少なくとも高校生の間は｡
なんて今思えばフラグだった｡
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秋暁 - すみません、まだ、パスワードかかっているんですが、どこかに書いてあるんですかね、汗 よみはじめたばかりでして、！すごくいいお話だと思います！ (2021年1月18日 19時) (
レス) id: a154798d09 (このIDを非表示/違反報告)
マカロニ(プロフ) - uma__0229さん» コメントありがとうございます！続編は今書き直し中です｡今年中には公開予定なので､少しだけ待っていただけるとありがたいです！ (2020年12月7日 21時) (レス) id: 30ec427a94 (このIDを非表示/違反報告)
uma__0229(プロフ) - 今更すみません、続編を見たいのですがパスワードが分からなくて……どこかに書いてあったりしますかね…つい最近初めてよく分からないんですよ… (2020年12月6日 12時) (レス) id: 5892a46a47 (このIDを非表示/違反報告)
マカロニ(プロフ) - コトさん» コメントありがとうございます！夢主の性格気に入って頂けて嬉しいです！ (2020年8月13日 21時) (レス) id: 30ec427a94 (このIDを非表示/違反報告)
コト(プロフ) - 主人公の性格が好きすぎて一気読みしました！ (2020年8月13日 14時) (レス) id: 4d8ce1f9d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マカロニ | 作成日時：2018年12月16日 19時
